娘の中学校で頻発する窃盗事件の真相に迫る素行調査【横浜の素行調査事例】

娘が通う中学校で、盗難被害が頻発しているという話を耳にしたのは、ある晩の食卓でのことでした。

「ママ、また〇〇ちゃんの体操服がなくなったって言ってたよ」

最初は、誰かが間違えて持って帰ってしまったのではと思っていました。しかしそれから数日後、今度は別の生徒の上履きがなくなり、さらに数名の生徒が文房具や教科書の紛失を訴え始めたのです。学校でも問題視され、担任の先生からも「不審な行動を見かけたら教えてほしい」と生徒たちに注意喚起がなされていました。

そんな中、娘が突然「今日、カバンを漁られているところを見た」と打ち明けてきました。驚いて話を詳しく聞くと、放課後に教室へ戻った際、クラスの男子生徒が娘のカバンを覗き込んでいたとのこと。彼は普段から一人でいることが多く、授業中もイヤホンをしているような目立たないタイプだったそうです。

「怖くてそのまま帰ってきちゃった…」と涙ぐむ娘を見て、私は胸が締め付けられる思いでした。私はすぐに夫に相談し、「警察に通報するべきではないか」と提案しましたが、夫は慎重な性格で「証拠がなければ動いてもらえない可能性がある。まずは確実な証拠を押さえよう」と話し合い、当探偵事務所へ素行調査を依頼することにしました。

クラスの男子生徒の行動を尾行する日々

調査は、放課後や休日を中心に行っていただくことになりました。対象となる男子生徒は、娘の話通り、学校でもほとんど誰とも話さず、帰宅後も一人で行動することが多いタイプでした。調査員の報告によれば、放課後になるとよく近所のリサイクルショップを訪れている様子があり、そこで頻繁に何かを売却しているとのこと。

調査を続けるうちに、その売却している品が学校指定の体操服や文房具であることが判明しました。さらに驚くべきことに、それらの品は女子生徒が使っていたとみられるもので、明らかに個人を特定できる刺繍や名前の記載があったものまで含まれていました。

ここで私たちは、犯行が単独ではない可能性があることを知ることになります。リサイクルショップの防犯カメラ映像や張り込み調査から、この男子生徒と共に品物を売却しに来ていた人物の存在が明らかになったのです。それは、娘の担任教師――20代後半の若い男性教諭でした。

教師と生徒が共謀した盗難行為の実態

当探偵事務所の調査によって明らかになったのは、担任教師がこの男子生徒を巧みに操っていたという衝撃的な事実でした。担任は、男子生徒の内申点の優遇や進学先の推薦をチラつかせることで、盗品の調達を指示していたのです。生徒はそれに応じて、女子生徒の私物を主に標的にし、ロッカーやカバンから私物を盗み出しては、放課後に担任と一緒にリサイクルショップに持ち込んでいたのです。

信じがたい話でしたが、当探偵事務所の調査員が取得した証拠映像や記録は、どれも疑いようのないものばかりでした。特に、担任と男子生徒がリサイクルショップの裏口で物品を手渡す様子や、品物に書かれた名前と一致する盗品の写真は決定的でした。

私たちは怒りとともに深い失望を感じました。娘の担任は、家庭訪問の際にも明るくて礼儀正しい人物に見え、学校内でも生徒思いの先生として人気があったからです。まさかその人物が、犯行の首謀者だったとは思いもよりませんでした。

学校への報告とその後の対応

調査結果を受けて、私と夫はすぐに学校側と面会を申し出ました。当探偵事務所の調査員にも同行していただき、収集した証拠をもとに事実を説明しました。学校側は当初、半信半疑の様子でしたが、提示された証拠の数々に態度を一変。「調査結果は重く受け止めます。早急に事実確認を行い、必要な対応を取らせていただきます」と約束してくれました。

その後、学校は教育委員会と連携し、担任教師の解雇処分と、男子生徒の退学処分を発表しました。また、被害に遭った生徒たちとその保護者には謝罪が行われ、再発防止策として監視カメラの強化やロッカーのセキュリティ対策などが講じられました。

娘は事件の顛末を知り、複雑な表情を浮かべていましたが、「自分が声を上げたことで、これ以上被害が広がらなくてよかった」と話してくれました。親として、娘を守るための行動が正しかったことを改めて実感しました。

探偵事務所に調査を依頼するという決断は、決して簡単なものではありませんでした。しかし、目に見えない真実に踏み込む勇気が、結果として子どもを守ることにつながったのです。

※プライバシー保護の観点から、依頼者、依頼者のパートナー、不倫相手の属性(年齢・性別・職業・住所)や依頼内容につき、変更を加えています。

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