深夜の外出に隠された真実…継続調査で明らかになった不倫関係【横浜の浮気調査事例】

夫婦関係に忍び寄る静かな変化

横浜市内で夫と二人暮らしをするBさん(40代女性)が当探偵事務所を訪れたのは、梅雨の始まりを告げる6月の午後でした。結婚15年目を迎えるBさんご夫婦は、子どもはいませんでしたが、お互いの仕事を尊重し合い、趣味を共有するなど、周囲からも羨ましがられる仲の良い夫婦として知られていました。

夫は地元の中堅建設会社で現場監督を務める48歳で、責任感が強く、家庭を大切にする性格でした。平日は朝7時に出勤し、現場の状況によって帰宅時間は変動するものの、通常は午後7時から8時頃には帰宅するのが常でした。休日は夫婦で映画を見に行ったり、近場の温泉に出かけたりと、穏やかな時間を過ごしていました。

しかし、この3か月ほどの間に、夫の行動に微細ながらも確実な変化が現れ始めました。最も顕著だったのは、深夜の外出が頻繁になったことでした。以前であれば、夜10時を過ぎての外出は緊急事態でもない限りありませんでした。ところが最近は、週に2〜3回のペースで午後11時頃に「ちょっと出かけてくる」と言って外出するようになったのです。

「最初は仕事の都合かなと思っていたんです。建設現場では突発的な問題が起きることもありますし、協力会社の方との打ち合わせが夜遅くになることも珍しくないので…」とBさんは振り返ります。

しかし、気になったのは外出理由の説明が次第に曖昧になってきたことでした。以前であれば「○○現場で問題が起きて」「○○業者との調整で」といった具体的な説明があったのに、最近は「ちょっと用事で」「知り合いと会うから」といった漠然とした理由しか聞かせてくれなくなりました。

さらに決定的だったのは、夫のスマートフォンの扱い方が変わったことです。以前は充電のために寝室に置いたまま入浴することが多かったのに、最近は必ず手元に置き、画面にロックをかけるようになりました。夫婦間でお互いのスマートフォンを自由に使えていた関係が、いつの間にか変わってしまっていたのです。

また、夫の態度にも微妙な変化がありました。以前はBさんとの会話を楽しみ、一日の出来事を詳しく話してくれていたのに、最近は必要最小限の会話に留まることが多くなりました。テレビを見ていても上の空で、時折スマートフォンの画面を気にする様子も見られました。

これらの変化が重なった時、Bさんの心の中に小さな違和感が芽生えました。「もしかして、夫に何か隠し事があるのではないか」という疑念が次第に大きくなり、一人で悩み続けることに限界を感じたBさんは、真相を知るために当探偵事務所に相談を決意されました。

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深夜の住宅街での密会を発見

ご依頼を受けた当探偵事務所では、まず夫の外出パターンを詳細に分析しました。Bさんから提供された情報を整理すると、外出は火曜日と金曜日に集中しており、時間も午後11時頃と一定していることが判明しました。この規則性は偶然ではなく、何らかの約束や予定があることを示唆していました。

調査開始日として選んだのは、ある火曜日の夜でした。午後10時30分頃から夫の動向を監視していると、予想通り午後11時5分に夫は自宅を出ました。「ちょっと用事があるから出かけてくる」とBさんに告げ、車で外出しました。

夫の運転する軽自動車は、自宅周辺の住宅街をゆっくりと進みました。目的地がはっきりしているような直進的な動きではなく、むしろ時間調整をするような迂回ルートを取っていることが観察されました。約15分かけて横浜市栄区の閑静な住宅街に到着し、街灯の少ない生活道路脇に停車しました。

調査員は適切な距離を保ちながら監視を続けました。車内の夫は時折スマートフォンを確認し、明らかに誰かを待っている様子でした。約10分後、住宅街の奥から一人の女性が歩いて現れました。

女性は30代前半と思われ、身長160センチほどの中肉中背の体型でした。髪は肩までのストレートで、紺色のロングコートに黒いブーツという落ち着いた装いでした。女性は夫の車を見つけると、周囲を確認してから助手席のドアを開け、迷うことなく乗り込みました。この自然な動作から、二人が初対面ではないことは明らかでした。

公園での長時間密会と親密な関係の確認

女性が乗車後、車は再び動き出しました。向かった先は約5分の距離にある住宅街の奥にある小さな公園でした。平日の深夜ということもあり、公園内に人影はなく、街灯も限られていて、人目につきにくい環境でした。

車は公園の駐車場の最も奥まった場所に停められました。エンジンが止められ、車内照明も消されました。調査員は望遠カメラと集音機器を使用して、適切な距離から監視を続けました。

約15分後、車内から笑い声が聞こえてきました。集音機器により、「会えなくて寂しかった」「今日は遅くまで大丈夫?」「奥さんには内緒だよ」といった会話が録音されました。これらの会話内容から、二人が恋人関係にあることは疑いようがありませんでした。

その後、車内では抱擁やキスといった親密な行為が確認され、やがて車体が規則的に揺れ始めました。この状況は約1時間継続し、明らかに性的関係を持っていることを示していました。行為の後、二人が衣服を整える様子も確認でき、不貞行為の決定的な証拠を記録することができました。

午前1時20分頃、車は再び動き出し、女性を元の住宅街まで送り届けました。女性は車から降りる際、窓越しに手を振って別れの挨拶を交わしており、次回の約束についても短時間会話していました。

夫は女性を送り届けた後、コンビニエンスストアに立ち寄り、約20分間時間を潰してから帰宅しました。これは明らかに帰宅時間を調整し、妻に不審に思われないよう工作していました。実際、夫が自宅に到着したのは午前2時15分で、Bさんには「仕事関係の人と急な相談事があって話し込んでしまった」と説明していました。

女性の身元調査と職場関係の判明

初回調査で不貞行為の決定的証拠を得た後、当事務所では女性の身元調査を実施しました。女性が現れた住宅街周辺での聞き込み調査や、車両ナンバーの照合などを通じて、女性の正体を特定する作業を進めました。

調査の結果、女性は夫と同じ建設会社で事務職を務めるCさん(32歳)であることが判明しました。Cさんは入社7年目で、主に現場事務所での書類作成や電話対応を担当しており、夫とは同じ部署で働く同僚でした。

夫が現場監督として複数の建設現場を担当する中で、Cさんは主に夫が責任者を務める現場の事務担当として配置されており、日常的に業務上の連絡を取り合う関係にありました。二人の関係がいつから私的なものに発展したかは定かではありませんが、少なくとも3か月前から深夜の密会が始まっていたことが確認されました。

さらに調査を進めると、二人の関係は職場でも公然の秘密となっていることが判明しました。同僚の証言によると、最近夫とCさんが二人だけで打ち合わせをする機会が増えており、その頻度は業務上必要な範囲を明らかに超えていました。また、昼休みに二人で外出することも多く、他の同僚からは「もしかして」という視線を向けられていたとのことでした。

継続調査で確認された定期的な密会パターン

初回調査の成功を受けて、当事務所では計5回の追加調査を実施しました。その結果、二人の密会には極めて規則的なパターンがあることが判明しました。

密会は毎週火曜日と金曜日の午後11時頃に行われており、場所も同じ住宅街での待ち合わせと公園での密会で固定されていました。これほど規則的なスケジュールは、偶発的な関係ではなく、計画的で継続的な不倫関係であることを物語っていました。

興味深いことに、二人は密会の際に毎回同じような会話を交わしていました。「今度の休みに二人で温泉に行こう」「君といると本当に癒される」「奥さんにバレないように気をつけないと」といった内容が複数回録音され、これらの会話から二人の関係が単なる肉体関係を超えた、感情的な結びつきの強いものであることが確認できました。

4回目の調査では、Cさんが夫に手作りの弁当を持参する場面を目撃しました。公園での密会前に、車内で二人で弁当を分け合って食べる様子は、まさに恋人同士のそれでした。このエピソードは、二人の関係が一時的な出来心ではなく、継続的で深い感情的結びつきを持つものであることを示していました。

5回目の調査では、夫がCさんに小さなアクセサリーをプレゼントする場面も確認されました。Cさんは明らかに喜んでおり、その場でアクセサリーを身に着けて夫に見せていました。これらの行動は、二人が将来についても話し合っており、現在の関係を続けることに積極的であることを示していました。

職場恋愛から不倫への発展過程

この事例の特徴は、職場での日常的な接触から発展した不倫関係であることです。建設現場という特殊な環境では、現場監督と事務員が密接に連携する必要があり、長時間一緒に過ごすことも珍しくありません。このような環境が、二人の関係を職場内での友好的な関係から個人的な親密さへと発展させる土壌となったと考えられます。

また、建設業界特有の不規則な勤務時間や、緊急事態による突発的な外出が多いという職業特性が、不倫関係の隠蔽を容易にしていました。夫は「現場での急な問題」「協力会社との打ち合わせ」といった業務上の理由を口実にして、家族に対する説明の正当性を保っていたのです。

さらに注目すべきは、二人が職場では表面上は通常の同僚関係を維持していたことです。他の同僚に怪しまれながらも、公然と関係を認めることはなく、密会は必ず職場外の時間に設定されていました。この慎重さは、二人がこの関係を長期間継続するつもりであることを示していました。

決定的証拠による現実との向き合い

当探偵事務所がまとめた調査報告書をお受け取りになったBさんは、予想していたこととはいえ、現実を突きつけられた衝撃は大きなものでした。報告書には、夫とCさんの密会現場の写真、車内での親密な行為の記録、会話の録音データ、そして二人の関係性を示す詳細な行動パターンが含まれていました。

「疑いが確信に変わって、逆に気持ちが整理できました。もやもやした状態が続くより、はっきりとした事実を知ることができて、今後どうするかを冷静に判断できるようになりました」とBさんは語られました。

Bさんは感情的になることなく、冷静に状況を分析されました。15年間の結婚生活で築き上げてきた信頼関係が裏切られた悲しみは大きかったものの、曖昧な疑いを抱えたまま夫婦関係を続けることの方が精神的に辛いと判断されたのです。

調査報告書を受け取った翌週、Bさんは離婚問題に詳しい弁護士との相談を開始されました。写真証拠、録音記録、行動記録など、法廷で有効な証拠が十分に揃っていたため、弁護士からも「非常に有利な条件で離婚協議を進められる」との見解をいただけました。

同時に、不倫相手であるCさんに対する慰謝料請求についても検討を開始されました。録音された会話から、Cさんが夫の既婚事実を知りながら関係を続けていたことは明らかで、法的責任を追及する根拠は十分でした。

この事例が示す不倫発見の重要なポイント

今回の調査は、日常生活の中で見落としがちな小さな変化が、実は大きな真実を物語っているという典型例でした。深夜の外出、スマートフォンの扱い方の変化、会話内容の変化といった、一つ一つは些細に見える変化が、総合的に判断すると明確な不倫の兆候を示していたのです。

特に重要なのは、これらの変化に一定のパターンがあったことです。不規則に見える外出も、実際には火曜日と金曜日という固定スケジュールがあり、時間も午後11時頃と決まっていました。このような規則性は、偶発的な出来心ではなく、計画的で継続的な関係であることの証拠でもありました。

また、夫の説明の曖昧さも重要な兆候でした。以前は具体的だった外出理由の説明が漠然としたものに変わったのは、嘘をつくことに対する心理的負担の表れでもありました。建設業という職業の特性を利用した言い訳も、よく観察すると不自然な点が多く見られました。

パートナーの行動に一貫した変化が見られる場合、それは単なる憶測ではなく、具体的な理由がある可能性が高いのです。感情的になる前に、客観的な事実を確認することが、適切な判断を下すための第一歩となります。

現在Bさんは、当事務所が収集した証拠を基に、離婚協議を進められています。15年間の結婚生活に終止符を打つ決断は容易ではありませんでしたが、確実な証拠があることで、感情に左右されることなく冷静に対処できているとのことです。

真実を知ることは時として痛みを伴いますが、人生の重要な決断を下すためには必要不可欠です。もし同様のお悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、一人で悩まず専門家にご相談されることをお勧めいたします。

※本事例は実際の調査に基づいていますが、プライバシー保護の観点から、個人が特定されないよう詳細を変更しています。記載されている地名や施設名についても、事例の理解を助けるために使用しており、実際の調査対象や関係者とは一切関係ありません。

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