
同窓会以降に始まった夫の異変
横浜市瀬谷区二ツ橋町で夫と高校3年生の息子、中学1年生の娘と暮らすAさん(46歳・パート勤務)が当探偵事務所にご相談されました。結婚20年目を迎えるAさんご夫婦は、子どもたちも順調に成長し、安定した家庭生活を築いてこられました。
夫の雄一さん(仮名、47歳)は横浜市内の商社で営業部長として勤務しており、責任感が強く家庭を大切にする夫でした。週末は家族との時間を優先し、子どもたちの部活動の応援に行ったり、家族でドライブを楽しんだりと、理想的な父親像を体現していました。
高校同窓会がきっかけの変化
しかし、3か月前の出来事を境に、夫の行動に大きな変化が現れ始めました。きっかけは夫が参加した「高校の同窓会」でした。「20年ぶりに昔の仲間に会える」と楽しみにしていた夫は、同窓会当日も上機嫌で出かけて行きました。
同窓会から帰宅した夫は、確かに楽しかった様子でしたが、その後の行動に微妙な変化が現れ始めました。最も顕著だったのは、週末の外出が急激に増えたことでした。以前であれば家族と過ごすことが多かった土曜日や日曜日に、「昔の友人と会う約束ができた」「同窓会で話が盛り上がった仲間と飲み会がある」といった理由で外出することが月に3〜4回のペースで増えていました。
「最初は同窓会で久しぶりに会った友人たちとの交流が活発になったのかなと思っていました。年齢を重ねて、昔の友人の大切さを再認識したのかなと...」とAさんは当時の心境を振り返ります。
不自然な外出時の身だしなみ
しかし、気になったのは外出時の夫の様子でした。「友人との飲み会」と言いながら、実際には午後の早い時間に出かけて夕方には帰宅することが多く、お酒の匂いもしないことがほとんどでした。また、外出前には普段着ることのない上品なシャツに着替えたり、香水をつけたりと、明らかに身だしなみに気を遣う様子が見られました。
スマートフォンの扱い方の変化
さらに深刻だったのは、夫のスマートフォンに対する態度の変化でした。以前は家族の前でも普通にメッセージを確認していた夫が、最近は通知が来ると必ず別の部屋に移動してから確認するようになりました。「同窓会の連絡グループができた」と説明していましたが、その頻度は同窓生との連絡としては異常に多く、深夜でも頻繁にメッセージのやり取りをしているようでした。
規則的すぎる外出パターン
決定的だったのは、夫の外出パターンが不自然に規則的だったことです。「友人との集まり」であれば、もっと不規則なパターンになるはずですが、夫の外出は毎週土曜日の午後に集中しており、時間も午後2時頃から午後6時頃までとほぼ固定されていました。
これらの変化が重なった時、Aさんの心の中に「もしかして夫が浮気をしているのではないか」という疑念が芽生えました。20年間の結婚生活で築いてきた信頼を疑うことに大きな葛藤がありましたが、子どもたちの将来を考え、真実を確認する必要があると判断し、当探偵事務所への相談を決意されました。

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瀬谷駅からの移動追跡開始
外出パターンの分析と調査計画
ご依頼を受けた当探偵事務所では、まず夫の外出パターンを詳細に分析しました。Aさんから提供された情報によると、外出は主に土曜日の午後に集中しており、時間は午後2時頃から午後6時頃までが多いことが判明しました。
調査計画として、夫の外出先と行動を詳細に追跡することから開始しました。夫の外出が集中している土曜日を調査日として選び、自宅周辺での監視を開始しました。
外出時の服装と行動の観察
調査開始日の土曜日、午後1時頃から二ツ橋町の自宅周辺で監視を開始しました。午後1時45分、夫は「久しぶりに高校時代の友人と会ってくる。夕方には帰る」とAさんに告げて外出しました。
夫の装いは、「友人との集まり」という説明に見合った上品なカジュアルスタイルでした。紺のジャケットに白いシャツ、ベージュのチノパンという、デートにも適した洗練された装いで、普段の週末の服装とは明らかに異なっていました。また、香水の香りも確認され、明らかに誰かに会うことを意識した身だしなみでした。
阿久和南への電車移動
夫は自宅を出ると、徒歩で最寄りの瀬谷駅に向かいました。約15分の徒歩で駅に到着した夫は、相鉄本線に乗車しました。調査員も同じ電車に乗り、適切な距離を保ちながら追跡を開始しました。
夫が向かったのは、阿久和南でした。瀬谷駅から約20分の移動で、夫は阿久和南で下車しました。住宅地である阿久和南を選んだのは、知人に遭遇するリスクを避けるためと推測されました。
阿久和南カフェでの密会相手との対面
カフェでの待ち合わせ
阿久和南駅を出た夫は、駅前の商業施設に向かいました。午後2時30分頃、夫は閑静な住宅街にあるカフェに入りました。店内の奥の席で誰かを待つ様子を見せていました。約15分後、一人の女性がカフェに現れました。
女性は40代半ばと思われ、身長155センチほどの上品な体型でした。ベージュのコートに落ち着いたネイビーのワンピースという、洗練された装いで、肩までの髪をきれいに整えていました。化粧も控えめながら上品に施されており、穏やかで知的な印象を与えていました。年齢を重ねた女性特有の落ち着いた美しさを持った女性でした。
懐かしい再会と親密な関係の確認
女性を見つけた夫の表情は一変し、懐かしさと喜びに満ちた笑顔になりました。立ち上がって迎え入れ、女性も同様に嬉しそうな表情を見せました。二人は自然に軽いハグを交わしましたが、その親密さは明らかに旧友を超えた特別な関係であることを示していました。
高校時代の恋人関係を示す会話
カフェでの二人は、向かい合って座りながら楽しそうに会話を続けていました。調査員は適切な位置から、高性能の集音機器により二人の会話の一部を録音しました。「20年ぶりに会えて本当に嬉しい」「昔のことが昨日のことのように思い出される」「君は全然変わっていないね、相変わらず美しい」といった内容が確認され、二人が高校時代からの知り合いであることが明らかになりました。
さらに重要だったのは、「家族には友人と会うと言ってきた」「こうして二人で会えるなんて夢みたい」「君への気持ちは昔から変わっていない」といった内容の会話が録音されたことです。これらの言葉から、二人が単なる同級生の再会ではなく、過去に恋愛関係にあり、現在もその感情が残っていることが判明しました。
旭区方面への移動と決定的瞬間
親密な様子でのカフェ退出
約1時間のカフェでの再会を楽しんだ後、二人はカフェを出ました。その際、女性が夫の腕に自然に腕を絡める場面が確認され、明らかに恋人同士の親密さを示していました。二人は腕を組んだまま、駅方面に向かって歩きました。
二俣川駅からラブホテルへ
阿久和南駅で二人は相鉄本線に乗車し、旭区方面に向かいました。約10分の移動で二俣川駅に到着し、そこから徒歩で住宅街に向かいました。人通りの少ない静かな住宅街を選んだのは、人目を避けるためと推測されました。
二人が向かったのは、住宅街の一角にあるラブホテルでした。午後4時10分頃、二人は周囲を注意深く確認してからホテルのエントランスに向かいました。この場面は決定的な証拠として高解像度カメラで撮影されました。
ホテルでの滞在と不貞行為の確認
ホテルでは、夫が慣れた様子でフロントに向かい、女性は少し離れた場所で待機していました。チェックインの手続きが完了すると、二人は一緒にエレベーターに乗り、同じフロアに向かいました。その際、女性が夫の手を握る場面も確認され、二人の関係の親密さが再度確認されました。
ホテルでの滞在時間は約1時間30分に及びました。この長時間の滞在は、明らかに性的関係を目的としたものであることを示していました。午後5時30分頃、まず女性が一人でホテルから出てきました。髪型や化粧を直し、服装を整える様子が確認されました。
約10分後、夫も一人で出てきました。ネクタイの位置を調整し、髪を手で整えるなど、身だしなみを直す様子が見られました。ホテル内で親密な行為があったことは明白でした。
別れ際の親密な行動と各々の帰路
継続的関係を示す別れの会話
ホテルを出た二人は、建物の外で再び合流しました。人目を気にしながらも、約15分間立ち話をしていました。その間、夫が女性の手を握る場面や、女性が夫の胸に頭を預ける場面も確認されました。別れ際には、周囲を確認してから情熱的なキスを交わし、次回の約束についても話し合っている様子でした。
「また来週の土曜日に会おう」「君に会えるまでが待ち遠しい」「家族には内緒で、これからもずっと会い続けたい」といった会話が録音され、二人の関係が継続的で深い感情的結びつきを持っていることが明らかになりました。
計画的な時間差別れと帰宅
その後、二人は別々の方向に向かって別れました。まず女性が横浜駅方面に向かい、約15分後に夫が瀬谷駅方面に向かいました。この時間差をつけた別れ方は、同じ時間に同じ場所から帰宅することで家族に怪しまれることを避けるための計画的な行動でした。
夫は二俣川駅から相鉄本線で瀬谷駅に戻りました。瀬谷駅前では、コンビニエンスストアで軽食と飲み物を購入しました。これは「友人との集まり」というアリバイを作るための行動でした。また、購入した飲み物を飲んで一息つき、女性の香水の匂いを消すための時間を取っているようでした。
虚偽の報告での帰宅
午後6時15分頃、夫は自宅に帰宅しました。Aさんには「懐かしい友人たちと昔話に花が咲いて楽しかった。みんな変わっていなくて嬉しかった」と説明していましたが、実際の行動とは全く異なる虚偽の報告でした。帰宅後の夫は確かに満足そうな表情をしていましたが、それは友人との再会の喜びではなく、恋人との密会の充実感からくるものでした。
密会相手の身元調査と過去の関係
女性の身元特定
初回調査での密会を確認した後、当事務所では女性の身元調査を実施しました。女性の行動パターンと、会話から得られた情報を基に、女性の正体と夫との関係を特定する作業を進めました。
調査の結果、女性は横浜市内在住の田村恵子さん(仮名、45歳)で、現在は離婚して一人暮らしをしていることが判明しました。田村さんは夫と同じ高校の出身で、高校時代は夫の恋人だったことが確認されました。
高校時代の恋愛関係
さらに詳細な調査を進めると、夫と田村さんの過去の関係も明らかになりました。二人は高校2年生の時から付き合い始め、卒業まで約2年間交際していました。大学進学時に進路が異なることから自然に別れましたが、お互いに初恋の相手として特別な感情を抱き続けていました。
夫の高校時代の同級生への聞き込みにより、当時の夫と田村さんは「理想のカップル」として周囲から羨ましがられる存在だったことが判明しました。真面目で誠実な夫と、上品で知的な田村さんは、多くの同級生にとって憧れの存在でした。
同窓会での再会と感情の復活
同窓会では、田村さんが離婚して独身になったことを知った夫が、昔の感情を再び抱くようになったことが推測されます。20年という時間を経て再会した初恋の相手への想いが、現在の不倫関係に発展したのです。
継続調査で確認された定期的な密会パターン
規則的な密会スケジュール
初回調査の成功を受けて、当事務所では計3回の追加調査を実施しました。その結果、夫と田村さんの密会には極めて規則的なパターンがあることが判明しました。
密会は毎週土曜日に行われており、場所も阿久和南のカフェでの待ち合わせで固定されていました。時間も午後2時30分頃の待ち合わせで統一されており、これほど規則的なスケジュールは計画的で継続的な不倫関係であることを物語っていました。
興味深いことに、二人は互いの生活スケジュールを把握し合い、密会時間を効率的に確保していました。田村さんも独身とはいえ、周囲の目を気にする必要があり、人目につきにくい時間と場所を選んで密会していました。
横浜中華街でのデート
2回目の調査では、二人が横浜中華街でデートする場面を目撃しました。レストランで食事を楽しんだ後、山下公園を散策し、最後に横浜駅前のホテルに宿泊するという、完全にプライベートなデートコースでした。中華街での二人は完全に恋人同士の雰囲気で、田村さんが夫の腕にしがみつく場面や、夫が田村さんの肩を抱く場面が何度も確認されました。
みなとみらいデートとプレゼント
3回目の調査では、二人がみなとみらい地区でデートする場面を確認しました。赤レンガ倉庫やコスモワールドを訪れ、観光地デートを楽しんだ後、高級ホテルに宿泊していました。この日の密会では、夫が田村さんにネックレスをプレゼントする場面も撮影され、二人の関係が単なる肉体関係ではなく、深い愛情に基づいた関係であることが明らかになりました。
夫の心理的背景と不倫に至る経緯
中年期の人生振り返りと郷愁
この事例の特徴は、初恋の相手との再会から発展した不倫であることです。調査過程で明らかになった夫の言動から、以下のような心理的要因が浮かび上がりました。
まず、中年期における人生の振り返りと後悔がありました。47歳という年齢で、人生の後半戦を意識し始めた夫にとって、初恋の相手との再会は青春時代への強い郷愁を呼び起こしました。「あの時もっと一緒にいられたら」「もし彼女と結婚していたら」という if の想いが、不倫関係への動機となっていました。
長期結婚生活での新鮮さの欠如
次に、長期間の結婚生活における新鮮さの欠如も要因の一つでした。20年間の結婚生活で、夫婦関係は安定していましたが、同時に刺激や新鮮さに欠ける状態になっていました。田村さんとの関係では、久しぶりに「一人の男性」として新鮮な恋愛感情を体験できていました。
初恋への特別な感情
さらに、初恋への特別な感情も大きく影響していました。初恋の相手は多くの人にとって特別な存在であり、時間が経過しても色褪せない美しい記憶として残り続けます。田村さんとの再会は、夫にとって封印していた青春の記憶と感情を一気に蘇らせるものでした。
決定的証拠による現実との向き合い
調査報告書の受領と衝撃
当探偵事務所がまとめた調査報告書をお受け取りになったAさんは、予想していたこととはいえ、20年間の結婚生活で築いてきた信頼が裏切られた現実に深いショックを受けられました。特に、夫が「友人との集まり」と言いながら実際には元恋人と密会を重ねていたという事実は、Aさんにとって受け入れがたいものでした。
「まさか『同窓会の友人と会う』と言って、元恋人と浮気をしていたなんて...。しかも毎週のように。20年間の結婚生活は何だったのかと思うと、悔しくて仕方ありません」とAさんは語られました。
法的に有効な証拠の確保
報告書には、阿久和南での密会、カフェでの親密な会話、ラブホテルでの滞在、各地でのデート、継続的な関係を示す会話記録、そして定期的な密会パターンを示す詳細な証拠が含まれていました。特に、ラブホテルでの滞在記録と、別れ際の親密なキスの写真は、不貞行為の決定的な証拠となりました。
Aさんは深いショックを受けながらも、比較的冷静に状況を分析されました。「子どもたちのことを第一に考えなければならない。でも、このような裏切りを続けられては、家族として成り立たない」との判断を下されました。
弁護士との相談開始
現在Aさんは、子どもたちに与える影響を最小限に抑えながら、離婚に詳しい弁護士とご相談を進めています。写真証拠、ホテル滞在記録、継続的な関係を示す行動記録、感情的結びつきを示す会話記録など、法廷で有効な証拠が十分に揃っているため、弁護士からも「非常に有利な条件で離婚と慰謝料請求を進められる」との見解をいただいています。
家族関係の今後と子どもたちへの配慮
受験期の息子への影響最小化
現在Aさんが最も重要視しているのは、高校3年生の息子と中学1年生の娘への影響を最小限に抑えることです。特に息子は大学受験を控えており、家庭の問題が学業に影響することを避けたいと考えています。
Aさんは子どもたちの心理的ダメージを軽減するため、専門のカウンセラーとの相談も検討しています。また、離婚が避けられない場合でも、子どもたちが父親との関係を完全に断絶することなく、健全な成長を続けられるような環境づくりを重視しています。
夫への要求と関係清算の困難性
一方で、夫に対しては不倫関係の完全な清算と、家族への誠実な謝罪を求めています。しかし、調査結果から判断する限り、夫と田村さんの関係は初恋という特別な感情に基づいた深いものであり、簡単に解決できる問題ではないと推測されます。
この事例から学ぶべき教訓と警告
同窓会後の行動変化への注意
今回の調査は、「同窓会」をきっかけとした不倫の実態を明らかにしました。配偶者の同窓会参加後の行動変化、外出パターンの規則性、身だしなみへの気遣いの増加などを注意深く観察することで、問題の兆候を発見することができます。
初恋相手との再会のリスク
特に重要なのは、初恋や過去の恋人との再会がもたらすリスクです。長期間の結婚生活で安定した関係にある夫婦でも、過去の恋愛相手との再会は強い感情的動揺を引き起こす可能性があります。同窓会などのイベント後の配偶者の行動には、特に注意が必要です。
中年期の心理的変化
また、中年期における心理的変化も重要な要因です。人生の後半戦を意識し始める年代では、青春への郷愁や「もう一度恋愛をしたい」という願望が強くなる傾向があります。このような心理状態にある配偶者には、特に注意深い観察が必要です。
家族全体を考えた対応の重要性
現在Aさんは、この困難な状況に対して子どもたちの将来を最優先に考えた対応を検討されています。20年間の結婚生活の中で起きた問題を真摯に受け止め、家族全体にとって最善の選択を模索されています。
真実を知ることは辛いものですが、家族の将来に向けた正しい判断を下すためには必要不可欠です。同様のお悩みを抱えている方は、一人で悩まず専門家にご相談されることをお勧めいたします。
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