若い女性と密会…夫の「取引先との親睦」の裏に隠された不倫関係【横浜の浮気調査事例】

平穏な夫婦生活に忍び寄る異変
横浜市内で夫と二人の子どもと暮らすAさん(40代・主婦)が当探偵事務所にご相談にいらしたのは、冬の始まりを感じさせる12月のことでした。Aさんご夫婦は結婚13年目を迎える、傍目には何の問題もない円満な家庭でした。
夫は大手商社の営業部に勤務する45歳で、社交的な性格と責任感の強さから職場でも信頼され、課長職まで昇進していました。以前から営業職の性質上、取引先との飲み会や接待は月に数回ありましたが、家庭を大切にする夫で、子どもたちの学校行事にも積極的に参加し、週末は家族との時間を優先する理想的な父親でもありました。
しかし、この6か月ほどの間に、夫の行動に微細ながらも確実な変化が現れ始めていました。最も顕著だったのは、帰宅時間のパターンでした。以前は残業があっても不規則で、曜日による偏りはありませんでした。ところが最近は「毎週水曜日」に必ず遅くなるようになったのです。
「初めは新しいプロジェクトでも始まったのかなと思っていました。でも、毎週水曜だけ遅いというのが不自然で…」とAさんは振り返ります。
さらに気になったのは、遅く帰った日の夫の様子でした。以前の残業後は疲労感が顔に出ていたのに、最近の水曜日は妙に機嫌が良く、時には鼻歌を歌いながら帰宅することもありました。また、これまで香水を使う習慣のなかった夫が、ほのかに女性用と思われる香りを纏って帰ることが何度かあったのです。
決定的な疑いを抱いたのは、ある水曜日の洗濯の際でした。夫のワイシャツのポケットから出てきたレシートを見ると、駅近くのイタリアンレストランの名前がありました。この店は夫の勤務地である新橋からも、主要な取引先が集中する丸の内エリアからも離れた場所で、業務で使用する理由が見当たりませんでした。
レシートの金額は8,400円で、二人分のコース料理とワインの値段として妥当でした。しかし、夫は家族に対してこの日の夕食について何も言及しておらず、「残業で遅くなった」とだけ説明していたのです。
これらの状況を総合的に判断したAさんは、「夫が不倫をしているのではないか」という疑念を抱き、真実を確かめるために当探偵事務所に調査を依頼されました。

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駅前での待ち合わせを発見
ご依頼を受けた当探偵事務所では、まず夫の行動パターンを詳細に分析しました。過去6か月の帰宅時間、携帯電話の使用状況、服装の変化など、Aさんから提供された情報を整理し、特に「毎週水曜日」の行動に焦点を当てた調査計画を立案しました。
調査開始日に選んだのは、ある水曜日でした。午後5時30分、夫は普段より30分早く勤務先のビルから出てきました。通常であれば新橋駅から京浜東北線で帰宅するルートを取るはずでしたが、この日は山手線に乗り換え、さらに東急東横線へと向かいました。明らかに自宅とは異なる方向への移動でした。
午後6時45分、夫は綱島駅に到着しました。改札を出ると、夫は駅前のショッピングモール「綱島アーケード」のエントランス付近で立ち止まり、スマートフォンを確認しながら誰かを待つ様子を見せました。
約10分後、一人の女性が現れました。女性は20代後半と思われ、身長165センチほどの細身の体型で、肩まで伸ばした茶髪を軽くカールさせた髪型が印象的でした。服装は白いブラウスにベージュのジャケット、膝丈のプリーツスカートという上品で清楚な印象を与えるオフィススタイルでした。足元は3センチほどのヒールのパンプスで、小さなブランドバッグを手にしていました。
女性を見つけた夫の表情は明らかに明るくなり、手を振って合図を送りました。女性も笑顔で応え、二人は自然に歩み寄りました。驚いたのは、挨拶を交わした直後に、まるで恋人同士のように自然に手を繋いだことでした。周囲への警戒心も薄く、堂々とした様子から、この関係がすでに相当期間続いていることが推測されました。
親密な食事と密室での逢瀬
手を繋いだ二人は、駅から徒歩3分ほどの場所にある落ち着いた雰囲気のイタリアンレストランに向かいました。これは、Aさんが発見したレシートと同じ店でした。店内は落ち着いた照明のレストランで、カップル客が多く利用する雰囲気の良い店でした。
調査員は店の外から窓越しに二人の様子を観察しました。奥のテーブル席に案内された二人は、対面ではなく隣り合って座り、メニューを一緒に見ながら注文していました。食事中も女性が頻繁に夫の腕に触れたり、夫が女性の髪を軽く撫でたりする場面が何度も確認され、明らかに恋人関係であることが見て取れました。
特に印象的だったのは、乾杯の際に二人がシャンパングラスを合わせる仕草でした。これは夫婦や友人同士の食事では見られない、恋人特有の親密な行動でした。食事は約1時間30分続き、その間二人は終始笑顔で会話を楽しんでいました。
午後8時30分、二人は店を出ると、すぐにタクシーを拾いました。調査員は別のタクシーで後を追跡しました。タクシーは綱島駅を離れ、約15分かけて都筑区の幹線道路沿いにある宿泊施設に到着しました。
このホテルは一見するとビジネス利用向けの施設でしたが、実際にはカップルの利用も多い宿泊施設として知られていました。夫は慣れた様子でフロントに向かい、女性と一緒にチェックインの手続きを行いました。その際、夫が女性の腰に手を添えてエレベーターに向かう様子も撮影に成功しました。
継続的な関係の確認と女性の身元判明
ホテルでの滞在時間は2時間20分に及びました。この長時間の滞在は、会話や食事以外の目的、つまり性的関係を持っていたことを強く示唆していました。午後11時頃、まず女性が一人でホテルから出てきました。入館時とは髪型が少し乱れており、化粧も薄くなっていることが確認できました。
10分後、夫も一人で出てきました。夫も服装を整え直す様子を見せ、ネクタイの結び方が入館時と異なっていることが写真で確認できました。二人は別々のタクシーに乗り、それぞれ異なる方向に向かいました。
夫は一度コンビニエンスストアに立ち寄り、約20分間時間を潰してから自宅方面のタクシーに乗り直していました。これは明らかに帰宅時間を調整し、妻に不審に思われないよう工作していたのです。実際、夫が自宅に到着したのは午前0時10分で、Aさんには「会議が長引いて、その後の懇親会も参加せざるを得なかった」と説明していました。
この初回調査で決定的な不倫の証拠を得た後、当事務所では女性の身元調査を実施しました。夫の勤務先周辺での聞き込み調査や、公開情報の照合により、女性の正体が明らかになりました。
女性は外資系化学メーカーの営業部に勤務するBさん(29歳)でした。同社は夫の勤務する商社の重要な取引先で、月に2〜3回の営業会議や商談が行われていました。夫とBさんは約8か月前から業務上の接点を持つようになり、新商品の販売戦略策定プロジェクトで密接に連携していたことが判明しました。
さらに調査を進めると、二人の関係は業務を超えたものになっていることが明らかになりました。社内の関係者によると、夫とBさんは会議後に二人だけで打ち合わせを行うことが多く、その頻度は業務上必要な範囲を明らかに超えていました。また、他の取引先担当者は会議後にそのまま帰社するのが通常でしたが、夫だけは「追加の資料確認」を理由に長時間残ることが習慣化していたのです。
複数回の調査で判明した定期的な密会パターン
初回調査の成功を受けて、当事務所では計4回の追加調査を実施しました。その結果、二人の密会には明確で規則的なパターンがあることが判明しました。
密会は毎週水曜日に固定されており、時間も午後6時45分の綱島駅集合で統一されていました。これほど規則的なスケジュールは、偶発的な関係ではなく、計画的で継続的な不倫関係であることを物語っていました。
興味深いことに、二人は毎回同じレストランとホテルを利用していました。これは人目を避けつつ、慣れ親しんだ環境で安心して過ごしたいという心理の表れと考えられました。調査を重ねるうち、二人の関係の深さを示すエピソードも確認できました。
3回目の調査では、レストランでBさんが夫にプレゼントを渡す場面を目撃しました。小さな包装された箱を受け取った夫は明らかに喜んでおり、その場で開封して中身を確認していました。これは単なる肉体関係を超えた、感情的な結びつきの強い関係であることを示していました。
4回目の調査では、集音機器により二人の会話の一部を録音することに成功しました。「来月の出張、一緒に行けたらいいのに」「奥さんが気づいてないといいけど」「君といると時間があっという間に過ぎる」といった内容から、二人が将来についても話し合っており、現在の関係を続けることに積極的であることが確認できました。
決定的証拠による現実との向き合い
当探偵事務所がまとめた調査報告書をお受け取りになったAさんは、予想していたこととはいえ、現実を突きつけられた衝撃は計り知れないものでした。報告書には、夫とBさんの密会現場の写真、ホテル出入りの記録、会話の録音データ、二人の関係性を示す詳細な行動記録が含まれていました。
「疑ってはいたものの、実際に証拠を見ると言葉が出ませんでした。でも、曖昧な不安を抱えたまま生活するより、はっきりとした事実を知ることができて、逆に気持ちの整理がついたというのが正直な感想です」とAさんは語られました。
Aさんは冷静に状況を分析し、今後の人生設計を見直すことを決意されました。まず、離婚問題に詳しい弁護士との相談を開始し、証拠資料を基にした法的手続きの準備に入りました。写真証拠、行動記録、録音データなど、法廷で有効な証拠が十分に揃っていたため、弁護士からも「非常に有利な条件で進められる」との見解をいただけました。
同時に、不倫相手であるBさんに対する慰謝料請求についても検討を開始されました。Bさんが既婚者であることを知りながら関係を続けていたことは会話録音からも明らかで、法的責任を追及する根拠は十分でした。
職場恋愛から発展した不倫の典型例
この事例は、職場での人間関係から発展した不倫関係の典型的なパターンを示しています。業務上の接点から始まった関係が、共通の目標に向かって協力する過程で個人的な親密さに発展し、やがて不倫関係へと進展していく過程が明確に確認できました。
特に注目すべきは、夫が「取引先との関係強化」という業務上の正当性を隠れ蓑にして、不倫関係を継続していたことです。営業職という職業の特性上、取引先との頻繁な接触は自然であり、家族に対しても説明しやすい環境が不倫の継続を助長していたと考えられます。
また、毎週水曜日という固定スケジュールは、双方の都合を調整しつつ、家族や職場に怪しまれにくい曜日を選んだ結果と推測されます。このような計画性は、一時的な出来心ではなく、継続的な不倫関係であることの明確な証拠でもありました。
現在Aさんは、当事務所が収集した証拠を基に、離婚協議と慰謝料請求の手続きを進められています。13年間の結婚生活に終止符を打つ決断は容易ではありませんでしたが、確実な証拠があることで、感情に左右されることなく冷静に対処できているとのことです。
この事例が示すように、パートナーの行動に一貫した変化が見られる場合、それは単なる憶測ではなく、具体的な理由がある可能性が高いのです。「毎週決まった曜日の残業」「普段行かない場所でのレシート」「帰宅時の香り」といった小さな変化の積み重ねが、大きな真実を物語ることがあります。
真実を知ることは時として痛みを伴いますが、人生の重要な決断を下すためには必要不可欠です。疑念を抱かれた際は、一人で悩まず専門家にご相談されることをお勧めいたします。
※本事例は実際の調査に基づいていますが、プライバシー保護の観点から、個人が特定されないよう詳細を変更しています。記載されている地名や施設名についても、事例の理解を助けるために使用しており、実際の調査対象や関係者とは一切関係ありません。

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