
妻の夜間外出に違和感を抱いた夫の相談
「また今夜も友人との会食があるの」という妻の言葉に、Bさん(44歳・会社員)は小さな違和感を覚えていました。神奈川県内で中学生の息子、小学生の娘と4人で暮らす結婚16年目の家庭で、妻の夜間外出がこれほど頻繁になったのは初めてのことでした。
妻の明美さん(仮名、41歳)は結婚後に正社員を退職しましたが、子どもたちが小学校に上がってからは社会復帰を果たし、現在は地元企業で経理業務のパートをしています。平日は午後3時頃にパートから帰宅すると、必ず子どもの宿題を見て夕食を手作りするなど、家庭での役割をきちんと果たしていました。近所の方からも「しっかりしたお母さん」と評価される存在でした。

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妻の行動に現れた変化のサイン
夜間外出の頻度が急増
しかし、この半年ほどの間に、妻の生活パターンに徐々に変化が現れ始めました。最も顕著だったのは、夜間の外出が増えたことでした。Bさんによると、夕食後は家族と過ごしていた妻が、最近は「友人との会食」という理由で、月に2〜3回のペースで夜間に外出するようになったとのことでした。
「最初は午後9時台には帰宅していたので、久しぶりに友人との時間を楽しんでいるんだなと思っていました。子どもたちも大きくなって、妻にも自分の時間が必要だろうと…」とBさんは振り返ります。しかし、ここ2ヶ月ほどで帰宅時間が徐々に遅くなり、最近では午後11時を過ぎる日も出てきたことが気になり始めていました。
外出時の装いと帰宅後の様子
気になったのは外出時の妻の様子でした。Bさんの観察によると、最近は明らかにおしゃれに気を使った装いで出かけるようになったとのことでした。メイクも念入りに行い、普段使わない口紅を使用し、香水をつけることも増えていました。明らかに特別な外出のような装いでした。
さらに決定的だったのは、帰宅後の様子でした。「友人との会食」と言いながら、帰宅後の表情が以前より明るく、機嫌が良いことが多くなりました。しかし、どこで何をしたのか、誰と一緒だったのかについては「いつものメンバーで」「近所のお店で」といった曖昧な説明が多いことが気になっていました。
スマートフォンの使用パターンに変化
また、妻のスマートフォンの使用パターンにも変化がありました。家族との時間中でも頻繁にメッセージをチェックし、以前より返信に時間をかけている様子が見られるようになったのです。
ある夜、妻の入浴中にリビングに置かれたスマートフォンにメッセージの通知音が鳴り、画面が光った際、Bさんは偶然「佐藤雄一」という男性名を目にしました。妻に尋ねてみたところ、「パート先の関係者」という説明でしたが、小規模な地元企業で働く妻にとって、男性からの夜間のメッセージは不自然に思えました。
さらに気になったのは、妻がスマートフォンを肌身離さず持ち歩くようになり、充電も寝室で行うようになったことでした。これまで家族共用のリビングで充電していた習慣が変わったのです。
これらの変化により、Bさんの心の中に確信的な疑念が生まれました。16年間の結婚生活で築いてきた信頼関係を疑うことは辛いものでしたが、子どもたちの将来のことを考え、真実を知る必要があると判断し、当探偵事務所に調査を依頼されることを決意しました。
調査開始と妻の行動パターン分析
ご依頼を受けた当探偵事務所では、まず妻の外出パターンと行動範囲を詳細に分析しました。Bさんから提供された情報によると、外出は主に金曜日と土曜日に集中しており、時間は午後7時頃から深夜0時前後にかけてが多いことが判明しました。
また、妻の行動範囲を調査したところ、自宅近隣からは離れた横浜市中心部に向かうことが多いということが分かりました。これは地元の友人との集まりとしては不自然で、人目を避けたい相手との密会に適した場所選択と推測されました。
調査開始日の妻の行動
調査開始日として選んだのは、ある金曜日の夕方でした。午後6時30分頃から妻の動向を監視していると、午後7時15分に妻は「友人との会食に行ってくる」とBさんに告げて外出しました。念入りにメイクを施し、上品なワンピースに軽いジャケットを羽織った装いで、特別な外出であることが推測されました。
妻の運転する車は、自宅を出ると横浜市中区方面に向かいました。約30分の走行後、車は中区の繁華街にある時間貸し駐車場に停められました。駐車場から徒歩で向かった先は、関内駅近くの一角にある落ち着いた雰囲気のカフェでした。この店は夜間でも営業している大人向けの店舗で、静かに会話を楽しめる環境が整っていました。
男性との接触を確認
カフェに入った妻は、奥のテーブル席で誰かを待つ様子を見せました。約15分後、一人の男性が店内に入ってきました。男性は40代前半と思われ、身長175センチほどの中肉中背の体型でした。髪は短めに整えられ、紺色のジャケットにグレーのスラックスという落ち着いた装いで、会社員風の雰囲気を醸し出していました。
男性を見つけた妻の表情が明らかに変わり、立ち上がって手を振りました。男性も笑顔で応え、二人は自然に握手を交わしました。その後の挨拶の様子から、初対面ではなく、ある程度親しい関係であることが見て取れました。握手の後も自然に会話が続き、お互いに親密な関係であることが推測されました。
当探偵事務所が確認した最初の密会
カフェでの二人は、対面に座りながら熱心に会話を楽しんでいました。調査員は適切な距離を保ちながら、二人の表情や仕草を観察しました。約1時間の滞在中、時折身を乗り出して話す様子や、笑顔で相手を見つめる表情から、単なる仕事関係とは思えない親密さが感じられました。二人の慣れた様子から、以前から継続して会っていた可能性も考えられました。
プライベート空間での時間
約1時間の会話の後、二人はカフェを出ました。次に向かったのは、同じ関内エリアにある個室のある居酒屋でした。プライベートな空間で落ち着いて話ができる場所を選んだようでした。
居酒屋では、二人は半個室に案内されました。調査員も客として店内に入り、離れた席から監視を続けました。約2時間の滞在の間、会話に集中している様子で、時折距離を縮めて話す場面も確認されました。
この日の密会の終了
午後10時30分頃、二人は居酒屋を出ました。店を出た後、二人は横浜駅方面に向かって歩きました。駅前で約10分間話し込んだ後、それぞれ別々の方向に向かいました。妻は駐車場に戻り、男性は駅に向かったようでした。
妻の自宅到着は午後11時30分頃で、Bさんには「友人との食事が盛り上がって遅くなった」と説明していました。しかし実際には男性との密会であることが確認されました。
2回目の密会で関係の進展を確認
初回調査から約2週間後、妻は再び同様の外出をしました。今度は新宿エリアでの密会となりました。男性の勤務地に近い場所が選ばれ、二人の関係がより計画的になっていることが伺えました。
2回目の密会では、新宿のビジネスホテル内にあるレストランでの食事となりました。レストランでは、テーブル越しに手を重ねる場面や、会話中に体を寄せ合う様子が観察され、当探偵事務所が確認した最初の密会よりも関係が親密になっていることが確認されました。
食事後、二人は同じホテルの上階に向かいました。エレベーターに乗る際、自然に寄り添う様子が確認され、宿泊を目的とした密会であることが明らかになりました。
ホテルでの滞在時間は約2時間に及びました。午後8時30分頃にホテルに入り、午後10時30分頃に男性が先に出て、約20分後に妻が続いて出てきました。二人が時間差をつけて退出していることから、関係を隠蔽する意図が明確でした。
男性の身元と関係性の調査
不倫相手の身元判明
2回目の密会を確認した後、当事務所では男性の身元調査を実施しました。男性の行動パターンと継続的な尾行により、男性が都内の中堅企業に勤務する佐藤雄一さん(仮名、42歳)であることが判明しました。佐藤さんは既婚者で、都内在住であることも確認されました。
継続調査により、密会の頻度も明らかになりました。当初は月1〜2回程度でしたが、関係が進展するにつれて2週間に1回程度の頻度になっていました。場所も横浜、新宿、渋谷など、お互いの居住地から離れた場所を選び、知人に遭遇するリスクを避ける配慮が見られました。
継続調査で確認された深い関係
当事務所では計3回の調査を実施し、妻と佐藤さんの関係が継続的な不倫関係であることを確認しました。
3回目の調査では、渋谷のホテルでの密会を確認しました。この日は午後7時頃にホテルで待ち合わせ、約3時間の滞在となりました。ホテルから出る際の二人の様子は完全に恋人同士の雰囲気で、別れ際に人目を気にしながらも親密に接触する場面が確認されました。
これらの調査により、妻の「友人との食事」という説明が完全に虚偽であり、継続的な不倫関係を隠蔽するための嘘であることが証明されました。
決定的証拠の確保と報告
調査結果の報告
当探偵事務所がまとめた調査報告書をお受け取りになったBさんは、予想していた以上に深刻な現実に大きなショックを受けられました。単発的な関係ではなく、継続的で計画的な不倫関係であることが、Bさんにとって特に受け入れがたいものでした。
「まさかこんなに計画的に不倫をしていたなんて…。しかも既婚男性と。16年間の結婚生活は何だったのでしょうか」とBさんは語られました。
報告書には、妻と佐藤さんの密会現場の写真、レストラン・ホテルでの一連の行動記録、親密な様子を撮影した証拠写真、そして継続的な関係を示す詳細な記録が含まれていました。特に、ホテルでの長時間滞在と、その後の親密な様子は、不貞行為の決定的な証拠となりました。
法的対応の検討
Bさんは深いショックを受けながらも、比較的冷静に状況を分析されました。「子どもたちのことを考えると感情的になるわけにはいかない。しかし、このような継続的な不倫を続けられては、家族として成り立たない」との判断を下されました。
現在Bさんは、子どもたちへの影響を最小限に抑えながら、離婚問題に詳しい弁護士との相談を開始されています。写真証拠、ホテル利用記録、継続的な密会を示す行動記録など、法的に有効な証拠が揃っているため、弁護士からも「協議を進められる状況にある」との見解をいただけました。
同時に、不倫相手である佐藤さんに対する慰謝料請求についても検討を開始されました。佐藤さんが妻の既婚事実を知った上で関係を継続していたことが状況から明らかなため、法的責任を追及する根拠は十分でした。
主婦の社会復帰をきっかけに始まった不倫の実態
この事例は、現代社会における様々なリスクを浮き彫りにしています。職場や社会復帰を通じた新たな人間関係、スマートフォンによる秘密の連絡手段の確保など、不倫に発展する要因が日常生活の中に数多く存在しています。
スマホ・外出の変化が示した危険なサイン
配偶者の行動パターンの変化、外出頻度の増加、服装やメイクにこれまで以上に気を遣うようになった変化、スマートフォンの使用方法の変化など、日常生活における小さな変化が重要なサインとなる場合があります。
早期発見の重要性
不倫関係は時間が経つほど深刻化し、解決が困難になる傾向があります。疑念を抱いた段階で適切な調査を行い、事実を把握することが、最終的に家族を守ることにつながる場合があります。
現在Bさんは、16年間の結婚生活と子どもたちの将来を考慮し、今後の対応を慎重に検討されています。継続的な不倫関係という現実に対して、どのような対応が最善かを法的アドバイスを受けながら判断されています。
家族の将来を守るための決断
この事例が示すように、現代社会では様々な要因が家庭生活に影響を与える可能性があります。配偶者の行動の変化に気づいた際は、一人で悩まず専門家に相談することが重要です。
知りたくなかった現実かもしれませんが、家族を守るために避けては通れない判断でした。誰にも話せずお悩みの方こそ、私たち専門家を頼ってください。
※本事例は実際の調査に基づいていますが、プライバシー保護の観点から、個人が特定されないよう詳細を変更しています。記載されている地名や施設名についても、事例の理解を助けるために使用しており、実際の調査対象や関係者とは一切関係ありません。

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