贈られたスマホに監視アプリ…水商売女性を狙う巧妙な手口【横浜の盗聴・盗撮器発見調査事例】
調査依頼の経緯
横浜市中区で働く依頼者(20代女性 飲食店勤務)は、いわゆる水商売の接客業に従事しており、常連客とのやりとりも日常的に行っていました。ある日、特に頻繁に来店する一人の男性客から「日頃の感謝」として最新のAndroidスマートフォンをプレゼントされ、依頼者はその厚意を受け取って日常的に利用するようになりました。
ところが、それ以降、男性客が依頼者のプライベートな話題を妙に知っていたり、「この前、家で○○してたんでしょ?」といった発言をするようになりました。SNSなどにも一切投稿していない内容や、友人とLINEでやりとりしただけの話を知っていたため、依頼者は「もしかしてスマホを通じて監視されているのでは」と不安になり、当探偵事務所に相談されました。
調査開始とアプリの発見
依頼を受け、まずはスマートフォン自体の解析を実施。すると、見た目には通常のアプリと変わらない形でバックグラウンドで動作する、特殊なスパイアプリの存在が確認されました。このアプリは、定期的にカメラとマイクを起動し、撮影した写真や録音データをネット経由で外部に送信する機能を備えていました。
さらに、GPSによる位置情報も記録されており、依頼者の移動履歴や現在地までが筒抜けになっていたことが判明。アプリの通信ログからは、プレゼントを贈った男性と関連するIPアドレスに定期的にデータが送信されていたことも特定されました。
犯人の特定とその後の対応
依頼者がその情報をもとに男性に問いただしたところ、最初はとぼけていたものの、最終的には「心配だった」「他の男と会っていないか確認したかった」と話し、監視目的でアプリを仕込んだことを認めました。
この行為は明確なプライバシー侵害にあたるため、依頼者には以下の対応を提案しました。
- 該当アプリの証拠を保全したうえで、警察または弁護士に相談
- スマートフォンの初期化およびセキュリティ設定の見直し
- 今後は、提供元不明の端末やアプリは使用しないよう注意
- 必要であればストーカー規制法に基づく警告・接近禁止措置の検討
その後、依頼者はスマートフォンを買い替え、セキュリティ対策を強化。警察への相談も行い、男性との連絡を一切断ったうえで、店舗側とも連携し来店を拒否する対応が取られました。
近年はスマホを通じた盗聴・盗撮被害も増えており、見えない監視のリスクが高まっています。親切に見えるプレゼントでも、裏には悪意が潜んでいる可能性があるため、注意が必要です。
※プライバシー保護の観点から、依頼者の属性(年齢・性別・職業・住所)や依頼内容につき、一部変更を加えています。
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