元交際相手が盗聴器を設置…復縁を狙う異常な執着【横浜の盗聴・盗撮器発見調査事例】
調査依頼の経緯
横浜市神奈川区に住む依頼者(30代女性 会社員)からの相談。「元交際相手が、自分の行動を逐一把握しているように感じる」とのことで、盗聴器発見調査を依頼されました。
依頼者によると、元交際相手とは半年以上前に別れていたものの、友人関係として時々連絡を取り合う間柄でした。最初のうちは特に問題もなく、近況報告をする程度でしたが、次第に違和感を覚えるようになりました。
例えば、元交際相手が「最近、よく〇〇に行ってるんだね」と言った際、依頼者は驚きました。その場所は依頼者が最近よく訪れている飲食店でしたが、SNSなどで一切投稿していませんでした。さらに、「こないだ〇〇ちゃんと話してたって言ってたけど、あの話ってどういう意味?」といった発言もあり、「どうしてそんなことを知っているのか」と不審に思うようになりました。
その後も、自宅で友人と話した会話の内容や、家族と電話で話した話題を知っていることが増え、「どう考えても会話がどこかで聞かれている」と確信。盗聴の可能性を疑い、当探偵事務所に盗聴器発見調査を依頼しました。
調査開始と盗聴器の発見
まず、室内で盗聴波のスキャンを実施。リビング周辺で微弱な電波を検出し、発信源を特定するため、専用機器で探索を開始しました。
最初に強い反応を示したのは、エアコンの通風口付近。慎重に分解してみると、内部に偽装された小型の無線式盗聴器を発見しました。これは、24時間稼働できるタイプで、室内の音声を外部に送信する仕様のものでした。
さらに、寝室のベッドフレームの裏側にも録音機能付きの盗聴器が設置されていることが判明しました。こちらは音声を記録するタイプで、定期的に回収しデータを確認するためのものでした。
また、依頼者のスマートフォンを調査したところ、遠隔操作が可能なアプリがインストールされていることが判明。このアプリは、通話履歴やGPS情報を送信する機能があり、依頼者の行動を監視していた可能性が高まりました。
盗聴の背景と元交際相手の目的
盗聴器のバッテリー残量や録音データの保存状況から、設置されたのは比較的最近の可能性が高いと推測されました。
依頼者に確認したところ、最近、不審な人物が出入りした様子はなかったとのことでした。しかし、元交際相手は過去に合鍵を持っていたため、無断で侵入し設置した可能性が考えられました。
また、発見された盗聴器はいずれも市販されているもので、特別な技術がなくても設置可能なタイプでした。さらに、依頼者のスマートフォンに仕掛けられたアプリは、遠隔で位置情報や通話記録を監視することができるため、ストーカー行為の一環として悪用されていたと考えられます。
依頼者が元交際相手に「なぜ私の行動を知っているのか」と問いただしたところ、最初は「ただの偶然」と否定していましたが、最終的には「復縁したかったから」と盗聴を認めました。
元交際相手は、「別れたことを後悔していた」「誰と会い、どんな話をしているのか知りたかった」と話し、ストーカー行為としての意図はなかったと弁明しました。しかし、明らかにプライバシーの侵害に該当し、場合によっては法的責任を問われる可能性がありました。
その後の対応と法的措置
後日、依頼者からの報告によると、盗聴器発見後、依頼者は警察に相談しました。警察は「住居侵入罪に該当する可能性がある」としつつも、依頼者の意向を確認しました。
依頼者は、「元交際相手が逆上し、さらなる嫌がらせを受けるのではないか」と不安を抱え、慎重に対応を検討。警察からは「すぐに法的措置を取るのではなく、まずはストーカー規制法に基づく警告を行い、相手の動向を見て判断することも可能」と助言を受けました。
依頼者は警察を通じてストーカー規制法に基づく警告を発出してもらい、元交際相手に「今後一切の接触を禁止する」と通達。警察の警告を受けた後、元交際相手は依頼者に連絡を取ることもなくなり、接触を試みる様子はなくなったとのことでした。
また、依頼者は防犯対策を強化し、鍵の交換やセキュリティ対策を徹底。さらに、ストーカー規制法に基づく接近禁止命令の申請を検討しているとの報告を受けました。
※プライバシー保護の観点から、依頼者の属性(年齢・性別・職業・住所)や依頼内容につき、一部変更を加えています。
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