
相談内容と依頼の経緯
不可解な夫の態度変化
横浜市中区のマンションにお住まいの30代女性から相談を受けました。結婚3年目の専業主婦である依頼者は、最近の夫の異常な行動に強い不安を感じておられました。
これまで穏やかで信頼できる関係を築いてきた夫婦でしたが、2ヶ月ほど前から夫の態度に明らかな変化が見られるようになったのです。依頼者が友人と電話で話していると、後日その会話内容を夫が正確に把握していることが度々ありました。
「昨日、美香さんと話していたランチの件だけど」「この前の電話で言ってた映画の話さ」など、まるでその場にいたかのような具体的な発言が続いたのです。しかも、夫は仕事で不在だったはずの時間帯の会話内容まで知っているのです。
こうした異常な把握のされ方が数回続いたことで、依頼者は次第に不安を感じるようになりました。
決定的な疑念の芽生え
日ごろから会話内容を把握されていることに戸惑っていた依頼者でしたが、それが確信に変わったのは、ある夜の出来事でした。些細な口論の際に夫が「俺には証拠があるんだ」と発言したのです。何の証拠なのかと問い詰めても、夫は曖昧な返答を繰り返すばかりでした。
依頼者には全く身に覚えのないことでしたが、夫の確信に満ちた様子から、自分の行動や会話が何らかの方法で監視されている可能性を強く感じました。特に気になったのは、自宅にいる時の行動や友人との電話での会話内容まで、夫が異常なほど詳細に把握していることでした。
「もしかして家の中に盗聴器のようなものが仕掛けられているのではないか」という不安が日増しに強くなり、当事務所への相談を決意されたのです。

お問い合わせ
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調査の実施と発見
事前準備と調査計画の立案
依頼を受けた当事務所では、まず詳細な調査計画を立案しました。盗聴・盗撮器発見調査では、調査対象となる室内の構造、電源の配置、無線LAN環境などを事前に把握することが重要です。
依頼者から提供していただいた自宅の間取り図をもとに、盗聴・盗撮器が設置されやすい場所を特定しました。特に、電源に接続できる場所、日常的に使用する家電製品、照明器具などが重点調査対象となります。
また、夫の勤務スケジュールを詳しく確認し、確実に不在となる時間帯を選定しました。調査中に発見者が帰宅してしまうリスクを避けるため、十分な作業時間を確保できる日程での実施となりました。
室内調査の実施
調査は平日の日中、夫の勤務時間中に実施しました。当事務所では、信頼性の高い調査機器を使って、慎重に室内をチェックしました。
段階的な調査手法により、まず室内全体を確認し、不審な電波の発信源を特定します。最初の調査で、リビングエリアで継続的な電波反応を検出しました。この段階で、何らかの機器が稼働していることが判明したのです。
盗聴・盗撮器の発見
発信源を特定するための詳細な探索を行った結果、意外な場所から盗聴器が発見されました。
電源タップ内部に小型の盗聴器が仕掛けられていたのです。外見上は通常の電源タップと何ら変わりがなく、市販品を利用した巧妙な設置でした。この盗聴器の発見により、依頼者の疑念が事実であったことが確認されました。
盗聴器が発見された以上、盗撮器も設置されている可能性が高いため、調査範囲を映像系の機器にも拡大することにしました。音声だけでなく映像による監視も行われている可能性を考慮し、天井や照明器具を中心に詳細な調査を続けました。その結果、予想通り照明器具内部からも小型カメラが発見されました。このカメラは照明器具の電源を利用して稼働するタイプで、LED照明の陰に巧妙に隠されていました。天井という死角を利用した設置方法で、日常生活では絶対に気づかない位置でした。
職場などからでも室内の様子を確認できるタイプで、依頼者の日常の様子が撮影されていたことが判明したのです。
寝室についても同様の調査を行いましたが、特に異常な反応は見られず、機器の設置は否定されました。依頼者の生活動線を考慮して、夫がリビングを重点的に監視していたと見られます。
機器の分析
発見した機器については、設置方法や稼働状況を調査し、後の法的手続きに備えて適切に保全しました。
設置者の特定と動機の解明
設置者の特定
発見された機器の設置状況や稼働状況から、これらの盗聴・盗撮器が設置されたのは約2ヶ月前と推定されました。この時期は、依頼者が夫の態度の変化を感じ始めた時期と完全に一致していました。
発見された盗聴・盗撮器は、いずれもインターネット通販で一般入手可能な機器でした。特殊な技術がなくても扱える市販品で、室内への不審者の侵入形跡は一切なく、内部の人物による犯行は明らかでした。
調査結果の報告と夫の自白
調査完了後、依頼者に詳細な調査結果をお伝えしました。発見した機器の写真、設置場所の詳細、機器の機能について、わかりやすく説明いたしました。
依頼者は調査結果に大きなショックを受けられましたが、同時に「やはりそうだったのか」という複雑な表情も見せられました。調査結果を踏まえ、依頼者が夫に事実確認を行ったところ、最初は強く否定していた夫でしたが、物的証拠を提示されると最終的に設置を認めました。
夫の説明によると、依頼者の行動に疑念を抱き、「真実を知りたい」という思いから盗聴・盗撮器を設置したとのことでした。夫は以前から依頼者が男性の友人と連絡を取っていることに不安を感じていたものの、直接確認することができずにいました。
さらに詳しく聞いてみると、夫は過去の恋愛で二度にわたる浮気を経験し、それ以来「裏切られるのでは」という思いが強迫的に残っていたようでした。依頼者との結婚後も、その不安が完全に消えることはなく、些細なことでも疑心を抱いてしまう傾向があったとのことです。
夫にとって、依頼者が友人と楽しそうに電話している姿は、「自分に隠し事をしているのではないか」という疑念を膨らませる引き金となっていました。最初は単純な嫉妬心だったものが、過去のトラウマと結びつくことで次第に強迫的な不安へと変化していったのです。そして「相手を疑うより証拠を得た方が確実」という歪んだ考えに至り、ついには監視機器の設置という許されない行為へとエスカレートしていったのです。
当事務所で機器の受信状況を確認したところ、夫が収集していた情報は主に日常的な内容ばかりでした。友人との他愛もない会話、一人でいる時のテレビ視聴、家事をしている様子など、どれも普通の主婦の日常そのものでした。しかし、夫はこれらの何気ない情報を独自に解釈し、根拠のない疑念をさらに深めていったのです。
依頼者がいつもより時間をかけて身だしなみを整えていると、「誰かに会うための準備をしている」と疑い、些細な外出や行動の変化さえも、夫には疑わしく映ってしまっていたのです。夫婦間のコミュニケーション不足が、このような深刻な事態を招いてしまったといえるでしょう。
法的対応と継続サポート
証拠保全と法的対応
今回の事件は、夫婦間であっても重大なプライバシー侵害問題でした。当事務所では、発見した機器を法的手続きに備えて適切に保全し、依頼者には当事務所で連携している弁護士をご紹介しました。
弁護士との相談を通じて、依頼者は損害賠償請求の可能性、離婚事由としての検討、今後の夫婦関係をどうするかなど、複数の選択肢があることを知りました。慎重に検討を重ねた結果、依頼者は夫との信頼関係の修復は困難と判断し、離婚に向けた手続きを進めることを決意されました。
弁護士からは「盗聴・盗撮による証拠収集は、プライバシー侵害として慰謝料請求の根拠になり得る」との見解をいただきました。当事務所で収集した証拠は、離婚調停や裁判において重要な役割を果たすことになります。
家庭内セキュリティの見直し指導
今回のような被害を二度と繰り返さないために、依頼者には家庭内のセキュリティについてもお話しました。定期的な電波スキャンの実施、家電製品の定期点検、無線LANのセキュリティ強化など、実践可能な対策をお伝えしました。
電気料金が不自然に増加している場合も、何らかの機器が稼働している可能性があるため注意が必要です。
探偵事務所としての継続サポート
当事務所では、調査完了後も依頼者との関係を大切にしています。今回の事例では、調査から約1ヶ月後に依頼者から連絡をいただき、その後の状況についてお聞きしました。
「あの後、新たな機器は発見されていません。教えていただいた方法で定期的にチェックしているので、安心して生活できています」とのご報告をいただきました。当事務所では、依頼者が自分でできる基本的なチェック方法もお教えしており、継続的な安全確保をサポートしています。
また、法的手続きについても、紹介した弁護士との相談が順調に進んでいるとのことでした。探偵事務所として、調査だけでなく、その後の生活の安全確保まで含めたサポートを心がけています。
同種事件の予防に向けた啓発活動
当事務所では、今回のような事例を踏まえ、一般の方々への啓発活動も行っています。盗聴・盗撮被害は身近な問題であり、多くの方が潜在的なリスクを抱えています。
特に重要なのは、家族間での監視行為が法的に大きな問題となることを広く知っていただくことです。「夫婦だから」「家族だから」という理由で許される行為ではなく、明確なプライバシー侵害にあたることを理解していただく必要があります。
また、疑念や不安を感じた場合の適切な対処方法についてもお伝えしています。監視ではなく、まずは直接的な対話を試みること、それでも解決しない場合は専門家に相談することが大切です。
横浜市内でも、このような家族間の監視事例は決して珍しいものではありません。当事務所に寄せられる相談の中でも、配偶者や家族による盗聴・盗撮に関するものが一定の割合を占めています。早期発見と適切な対応により、被害の拡大を防ぐことが可能です。
この調査事例から
この事例は、現代社会における盗聴・盗撮機器の入手しやすさと、それが引き起こす深刻な問題を浮き彫りにしました。盗聴・盗撮機器が容易に入手できる現在、同様の相談を受けることも少なくありません。
当事務所が横浜市内で受ける相談の中でも、家族間や恋人間での盗聴・盗撮に関するものが目立つようになってきました。もしも同様の状況でお悩みの方がいらっしゃいましたら、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。
依頼者は、事実と向き合う勇気を持つことで、自らの尊厳と安心できる生活を取り戻すことができました。真実を知ることの辛さを乗り越え、新たな人生への扉を開いたのです。
当事務所では、横浜市内を中心に、このような盗聴・盗撮器発見調査のご相談を承っています。今回のような深刻な問題でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※プライバシー保護の観点から、依頼者の特定につながる情報については一部修正を加えて紹介しています。
▶ 盗聴器・盗撮器発見調査の詳細ページはこちら(ご相談・お見積もりは無料です)

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