デジタル時代の浮気 - 出会い系アプリで繰り返された裏切り【横浜浮気調査事例】

幸せな同棲生活の影で
2024年10月のある日、当探偵事務所に一人の若い女性が相談に訪れました。鈴木麻衣さん(仮名、25歳・アルバイト)は、横浜市保土ケ谷区のアパートで恋人の健太さん(仮名、27歳・接客業)と同棲生活を送っていました。二人の交際期間は3年で、お互いの両親にも紹介済み、将来の結婚を真剣に考えている関係でした。
「最初は些細なことだったんです。でも、積み重なっていくうちに、どうしても無視できなくなって」
麻衣さんは控えめな性格で、恋人を疑うことに罪悪感を感じながらも、確信に変わりつつある不安を抱えていました。健太さんは横浜市内の飲食店で店長として働いており、もともと勤務時間が不規則でした。そのため、麻衣さんも多少の帰宅時間の変動には慣れていました。
麻衣さんは平日は事務のアルバイト、週末はカフェでアルバイトをしており、限られた収入の中から家計をやりくりしていました。健太さんの収入と合わせても決して余裕のある生活ではありませんでしたが、二人で協力し合って温かい家庭を築いていました。

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変化の始まり
変化が始まったのは3か月前のことでした。健太さんが「最近、本部からの出張依頼が増えた」と言い始めたのです。健太さんが働く飲食チェーンでは、店舗間の応援や研修のための出張があることは麻衣さんも知っていましたが、これまでそれほど頻繁ではありませんでした。
特に気になったのは、週末の外泊が急激に増えたことでした。「土曜日に他店舗の応援に行って、そのまま泊まりになる」「研修が日曜日まであるから帰れない」といった説明が月に3~4回もあるようになりました。
健太さんの勤務先は24時間営業の店舗もあり、不規則な勤務があることは事実でした。しかし、以前は外泊があっても事前に詳しく説明してくれていたのに、最近は「急に決まった」「詳細は後で」といった曖昧な説明が増えていました。
違和感を感じた帰宅時の様子
最も違和感を覚えたのは、外泊から帰宅した時の健太さんの様子でした。通常、長時間の勤務や研修の後は疲労感が見えるものですが、健太さんはむしろ爽やかで清潔感のある状態で帰ってくることが多くなりました。
特に印象的だったのは、ある深夜の帰宅時のことでした。健太さんは「研修で疲れた」と言いながらも、シャワーを浴びたような清潔感があり、石けんの香りがうっすらと漂っていました。飲食店での長時間勤務後にしては、あまりにもさっぱりとした状態でした。
また、外泊先から持ち帰る荷物も不自然でした。「研修資料」と言って持ち帰るバッグの中身を見せてくれることもなく、洗濯物も以前より少なくなっていました。まるで外泊先で身の回りの世話をしてもらっているような印象を受けました。
スマートフォンの変化
もう一つ気になったのは、健太さんのスマートフォンの扱い方でした。以前は麻衣さんと一緒にいる時も自然にテーブルの上に置いていましたが、最近は常に裏返しにしたり、肌身離さず持ち歩いたりするようになりました。
着信があっても麻衣さんの前では出ず、「仕事の電話だから」と言って別の部屋に移動することが増えました。また、深夜や早朝にもメッセージのやり取りをしている様子で、画面を見ながら微笑んでいることもありました。
「仕事関係の連絡」という説明でしたが、健太さんの表情は仕事の時の真剣さとは違う、どこか楽しそうな表情に見えました。
決定的な発見
麻衣さんの疑念が確信に変わったのは、ある夜のことでした。健太さんが入浴している間に、充電中のスマートフォンに着信があり、麻衣さんが「電話だよ」と声をかけようとして画面を見た時のことです。
画面には見知らぬ女性の名前が表示されており、着信履歴には同じ女性からの着信が頻繁にありました。不審に思った麻衣さんは、健太さんが出てくる前にブラウザの履歴を確認しました。
そこには、複数の出会い系サイトやマッチングアプリの閲覧履歴が残されていました。サイト内のメッセージ機能も利用されている形跡があり、明らかに他の女性との接触を図っていることがわかりました。
麻衣さんは大きなショックを受けましたが、健太さんが出てくる前に何も見なかったふりをしました。しかし、その夜は一睡もできませんでした。
自力調査の限界
翌日から、麻衣さんは自分なりに健太さんの行動を観察しようと試みました。しかし、仕事があるため四六時中監視することはできず、また健太さんも警戒心を強めているように見えました。
麻衣さんは健太さんの勤務先に確認の電話をかけることも考えましたが、プライバシーの問題もあり、躊躇していました。また、出会い系サイトの利用について直接問いただすことも考えましたが、決定的な証拠がない状態では言い逃れされる可能性が高いと判断しました。
一人で悩み続けた麻衣さんは、ついに当探偵事務所への相談を決意しました。
調査の開始
麻衣さんからの依頼を受け、当事務所では詳細な調査計画を立てました。まず、健太さんの基本的な行動パターンについて聞き取りを行いました。
健太さんは横浜市西区にある飲食チェーン店で店長として働いており、通常の勤務は週5日、午前11時から午後11時までのシフトが基本でした。しかし、24時間営業の店舗もあるため、時には深夜勤務や早朝勤務もありました。
麻衣さんによると、健太さんの外泊は主に金曜日から土曜日にかけて集中していることがわかりました。また、外泊の際は必ず「出張」「研修」「他店舗応援」といった仕事関連の理由を説明していました。
第一回調査:金曜日の夜
調査初回は金曜日の夕方、健太さんの勤務先近くで待機しました。午後11時頃、健太さんが店を出てきました。通常であれば電車で帰宅するはずですが、健太さんは横浜駅方面に向かって歩き始めました。
健太さんが向かったのは、横浜駅東口の待ち合わせスポットでした。そこには、20代前半と思われる若い女性が待っていました。ショートカットで、カジュアルな服装の女性でした。
二人は軽く挨拶を交わした後、駅ビルの中に入っていきました。調査員は適度な距離を保ちながら後を追いました。二人はレストラン街で食事をし、その後ショッピングエリアを散策していました。
約2時間後、二人は横浜駅から電車に乗り、関内方面に向かいました。関内駅で下車した二人が向かったのは、駅から徒歩5分ほどの場所にあるビジネスホテルでした。
決定的な瞬間の撮影
健太さんと女性は、何の躊躇もなくホテルのフロントに向かいました。健太さんがチェックインの手続きを行い、二人は並んでエレベーターに向かいました。この一連の流れを、調査員は離れた位置から撮影することに成功しました。
翌朝午前8時頃、二人は別々にホテルから出てきました。女性が先に出て、5分後に健太さんが続きました。二人とも満足そうな表情で、関内駅で別れました。
健太さんはその後、一度自宅に戻ってシャワーを浴び、着替えをしてから勤務先に向かいました。これで、健太さんが「出張」と称して実際には女性と密会していたことが明らかになりました。
第二回調査:継続的な不倫の確認
翌週も同様の調査を実施しました。今度は土曜日の調査でしたが、健太さんの行動パターンはほぼ同じでした。ただし、待ち合わせの相手は前回とは違う女性でした。
今回の女性は30代前半と思われ、前回よりも大人っぽい印象でした。待ち合わせ場所も桜木町駅周辺で、前回とは違っていました。二人はみなとみらいエリアで食事をし、ショッピングを楽しんだ後、今度はシティホテルに入っていきました。
この時も、健太さんがチェックインの手続きを行い、二人が一緒にホテルに入る様子を撮影することができました。翌朝も前回と同様、別々にホテルから出てくる様子が確認されました。
第三回調査:更なる証拠の収集
さらに詳しい実態を把握するため、もう一週間調査を継続しました。今回は平日の調査も実施し、健太さんの行動をより詳しく観察しました。
平日の調査では、健太さんは勤務終了後に直帰することが多く、特に不審な行動は見られませんでした。しかし、スマートフォンを頻繁にチェックしており、メッセージのやり取りをしている様子は確認されました。
週末の調査では、今度は別の女性との密会が確認されました。これで、健太さんが複数の女性と同時に関係を持っていることが明らかになりました。
出会い系アプリの実態調査
並行して、健太さんが利用していると思われる出会い系アプリについても調査を行いました。公開されている情報から、健太さんのプロフィールと思われるアカウントを特定しました。
そのプロフィールには、実際の年齢よりも若く記載されており、職業も「会社員」と曖昧に書かれていました。また、「真剣な出会いを求めている」「将来を考えられる人と出会いたい」といった、麻衣さんとの関係を隠すような内容が記載されていました。
アプリ内でのやり取りの詳細は確認できませんでしたが、複数の女性とメッセージを交換していることが推測されました。
女性たちの身元について
調査で確認された女性たちについても、可能な範囲で身元調査を行いました。最初の女性は横浜市内の専門学校に通う学生で、二番目の女性は都内の会社で働くOLでした。三番目の女性は横浜市内でアルバイトをしているフリーターでした。
いずれの女性も、健太さんが同棲中であることを知らされていない可能性が高いと推測されました。健太さんは、それぞれの女性に対して独身であるかのように振る舞っていたと考えられます。
麻衣さんへの報告
3週間の調査を終え、麻衣さんに詳細な報告を行いました。写真、動画、行動記録などの包括的な証拠とともに、健太さんの不倫の実態をお伝えしました。
麻衣さんは最初、大きなショックを受けました。複数の女性と関係を持っていたという事実は、想像以上に重いものでした。
「一人だけかと思っていましたが、こんなにたくさんの人と... どの口で『愛してる』なんて言っていたんでしょうね」
麻衣さんは涙を流しながらも、事実を受け入れる強さを見せました。
健太さんとの対決
麻衣さんは調査結果をもとに、健太さんと直接話し合うことを決意しました。健太さんが「出張」から帰ってきた夜、麻衣さんは証拠写真を提示して事実を突きつけました。
健太さんは最初、「仕事関係の人との食事だった」「ホテルは たまたま一緒になっただけ」と苦しい弁解をしていましたが、複数の女性とのホテル出入りの写真を見せられると、ついに観念しました。
「確かに何人かの女性と会っていた。でも、君が一番大切なのは本当だ」
健太さんはそう言いましたが、麻衣さんは「3年間付き合って、結婚まで考えていたのに、どうして他の女性が必要だったの」と問いただしました。
関係修復の試みと挫折
健太さんは深く反省し、すべての女性との関係を断つことを約束しました。また、出会い系アプリもすべて削除し、今後は麻衣さん一筋で生きていくと誓いました。
麻衣さんも愛情が残っていたため、一度は関係の修復を試みました。しかし、健太さんへの不信感は根深く、些細なことでも疑ってしまうようになりました。
健太さんが少しでも帰宅が遅くなると、「また他の女性と会っているのではないか」と疑心暗鬼になりました。健太さんのスマートフォンを頻繁にチェックしたくなり、健太さんもそれにストレスを感じるようになりました。
二人の関係は次第に悪化し、些細なことで喧嘩をするようになりました。3か月間努力を続けましたが、信頼関係を回復することはできませんでした。
別居と法的措置の検討
結局、麻衣さんと健太さんは別居することになりました。麻衣さんは実家に戻り、健太さんは一人でアパートに残りました。
別居から1か月後、麻衣さんは当事務所に再度相談に訪れました。「やはりけじめをつけたい」として、慰謝料請求を含めた法的措置を検討したいとのことでした。
当事務所では、横浜市内で男女問題に詳しい弁護士をご紹介しました。弁護士との相談の結果、婚姻関係はなくても、3年間の同棲生活と両親への紹介などから事実上の婚約関係にあったと認められる可能性が高いとの見解でした。
慰謝料請求の実現
弁護士を通じて、健太さんに対する慰謝料請求を行いました。健太さんは当初、「法的な夫婦関係ではない」として請求を拒否していましたが、調査で得られた決定的な証拠と、事実婚に近い関係であったことを示す証拠を提示されると、最終的に応じることになりました。
慰謝料は100万円で合意しました。健太さんの収入を考慮すると決して少なくない金額でしたが、複数の女性との不倫という悪質性が考慮されました。
新しい人生への出発
慰謝料を受け取った麻衣さんは、その資金を使って新しい生活をスタートさせました。横浜市内の新しいアパートに引っ越し、正社員の仕事も見つけました。
「辛い経験でしたが、真実を知ることができて良かったです。もし調査をしていなかったら、ずっと騙され続けていたかもしれません」
麻衣さんは現在、新しい出会いにも前向きで、「今度は本当に信頼できる人と出会いたい」と語っています。
デジタル時代の不倫問題
この事例は、現代のデジタル技術が不倫にどのような影響を与えているかを示しています。出会い系アプリやマッチングアプリの普及により、簡単に多くの異性と出会うことができるようになりました。
また、アプリ内でのメッセージ機能により、従来の電話やメールのような痕跡を残さずにコミュニケーションを取ることが可能になっています。これにより、不倫の発見が困難になっているのが現状です。
出会い系不倫の特徴
今回の調査で明らかになったのは、出会い系アプリを利用した不倫の特徴です。まず、相手が不特定多数であることが挙げられます。健太さんのように、同時に複数の女性と関係を持つケースが多く見られます。
また、相手の身元が曖昧であることも特徴です。アプリ上では本名を明かさないことが多く、職業や年齢なども偽っているケースがあります。これにより、万が一の際の責任の所在が不明確になる危険性があります。
調査の重要性
このような出会い系アプリを利用した不倫では、自力での証拠収集は極めて困難です。アプリ内のやり取りは外部から確認することができず、相手の身元も特定しにくいためです。
そのため、プロの探偵による実地調査が不可欠となります。実際の行動を追跡し、ホテルの出入りなどの決定的な場面を撮影することで、確実な証拠を確保することができます。
まとめ
麻衣さんの事例は、現代社会における不倫問題の複雑さを示しています。デジタル技術の進歩により、不倫の手法も巧妙化していますが、必ず行動に変化が現れるものです。
「パートナーの様子がおかしい」「スマートフォンの扱い方が変わった」「説明のつかない外出が増えた」そんな違和感を覚えた時は、一人で悩まずに専門家に相談することが重要です。
当探偵事務所では、このようなデジタル時代の不倫問題に対しても、最新の調査技術と豊富な経験で対応いたします。調査から法的サポートまで一貫して対応し、依頼者の新しいスタートを応援しています。
真実を知ることは時には辛いものですが、それによって適切な判断を下し、新しい人生を歩むことができます。どうか一人で悩まず、私たちにご相談ください。
※本事例は実際の調査に基づいていますが、プライバシー保護の観点から、個人が特定されないよう詳細を変更しています。記載されている地名や施設名についても、事例の理解を助けるために使用しており、実際の調査対象や関係者とは一切関係ありません。

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