
調査依頼の経緯
偶然の発見から始まった不安
横浜市西区にある女性専用シェアハウスに入居している依頼者の方(20代女性・学生)から、「自分が盗撮された動画がネット上にアップされているのを見つけた」との深刻な相談を受けました。
この依頼者の方がそのことを知ったきっかけは、友人からの連絡でした。友人がSNSを見ていたところ、シェアハウスのリビングらしき場所で勉強している依頼者の姿が写った動画が投稿されているのを発見し、驚いて連絡をくれたとのことです。
動画の内容と撮影状況の分析
友人から教えられたリンクを確認した依頼者は、確かに自分がシェアハウスのリビングでくつろいでいる様子や、洗面所で身支度をしている姿が撮影されていることを確認しました。動画は複数あり、いずれも日常的な生活の様子が映されていました。
特に問題だったのは、これらの動画の撮影角度でした。通常、他の入居者が撮影できるような位置からではなく、明らかに隠しカメラによる盗撮と思われる角度から撮影されていました。また、依頼者が一人でいる時間帯の映像が多く、意図的に狙って撮影されていることが明らかでした。
依頼者は即座にその動画の削除を求めましたが、既に複数のサイトに転載されており、完全な削除は困難な状況でした。何より、シェアハウス内に隠しカメラが設置されている可能性が高く、現在も撮影が続いている恐れがあることから、当事務所に調査の依頼をいただくことになりました。

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盗撮・盗聴器発見調査の開始
緊急性の高い調査の実施
ネット上に盗撮動画がアップされているという深刻な状況を受け、当事務所では緊急性を重視して盗撮器発見調査を実施することになりました。既に被害が発生している以上、一刻も早く盗撮器を発見し、継続的な被害を防ぐ必要がありました。
調査は依頼者の在宅時間を避け、管理会社の立会いのもとで実施しました。ネット上の動画を分析した結果、撮影場所は主にリビングと洗面所であることが判明していたため、これらのエリアを重点的に調査することにしました。
まず共用スペース全体の電波環境をスキャンし、通常のWi-Fi機器以外の不審な電波発信源がないかを確認しました。その結果、洗面所付近から微弱ながら不審な電波が検出されたため、詳細な調査を行うことにしました。
洗面所での第一の盗撮器発見
電波探知の結果を受け、洗面所での詳細な物理的調査を開始しました。鏡周辺の構造を詳しく調べたところ、鏡の裏側に巧妙に隠された小型カメラを発見しました。このカメラは磁石で鏡の金属フレームに固定されており、日常的に洗面所を使用していても発見することは困難な設置方法でした。
発見されたカメラは小型のWi-Fi対応タイプで、本体サイズは約1センチ四方という非常にコンパクトな設計でした。リアルタイムでの映像送信が可能な機種で、設置者がその場にいなくても、遠隔地から洗面所での様子を常時監視することができる状態になっていました。カメラの設置角度や位置から分析すると、洗面台を使用する女性の姿を詳細に撮影できるよう配置されていることが判明しました。
このカメラには小型ながらレンズが搭載されており、洗面所での撮影が可能な状態でした。また、人が洗面所に入ると録画が開始される設定になっていると推定されました。定期的な電源管理が必要な構造でしたが、磁石による着脱が可能なため、短時間での交換作業ができる設計でした。
リビングでの第二の盗撮器発見とその技術的特徴
洗面所での発見を受け、他の共用スペースについてもより詳細な調査を実施しました。リビングに置かれた観葉植物について調査したところ、鉢の内部から録画式カメラを発見しました。
この観葉植物は、入居者の一人が「共用スペースを明るくしたい」として数か月前に持ち込んだものでしたが、実際には盗撮目的で意図的に配置されたものでした。鉢の内部にはケースが設置されており、その中に録画式カメラが仕込まれていました。植物の葉の隙間からリビングでくつろぐ入居者の様子を撮影できる位置に設置されていました。
発見された録画式カメラは、USBメモリほどの大きさでした。機器の設定状況を確認すると、動作検知により録画が開始される仕組みになっており、これにより長期間の監視を継続できる状態でした。
証拠収集と犯人特定
防犯カメラ映像解析による犯行パターンの特定
このカメラは録画式のため、定期的なデータ回収が必要でした。シェアハウスに設置されている防犯カメラの映像を管理会社の協力を得て詳細に分析したところ、深夜時間帯に同一人物が繰り返し観葉植物に近づき、不自然な動作をしている様子が複数回確認されました。
映像を詳しく確認した結果、この人物は月に2~3回の頻度で、深夜の時間帯を狙って行動していることが分かりました。行動は計画的で、共用スペースの状況を確認してから観葉植物に接近し、短時間で作業を終えて自室に戻るパターンを繰り返していました。この映像から、録画データが定期的に回収されていたことが推測されます。
さらに詳しく調べると、この人物が洗面所の鏡周辺でも同様の作業を行っている場面が複数回記録されていることも判明しました。洗面所のカメラについても、定期的なメンテナンスが行われていた可能性があります。
証拠映像による犯人の特定と行動分析
防犯カメラの映像をさらに詳しく分析した結果、ある入居者が過去3か月にわたって、深夜の時間帯に共用スペースへ頻繁に出入りし、洗面所の鏡周辺や観葉植物に対して不審な動きをしている様子が確認されました。この入居者は昼間は他の入居者と自然に会話し、良好な関係を築いているように見えましたが、深夜の行動は明らかに異常でした。
特に注目すべきは、この入居者の行動が用心深かったことです。共用スペースに向かう前には廊下で立ち止まり、周囲の確認をしてから行動に移っていました。
観葉植物への接触について詳しく分析すると、水やりや手入れとは明らかに異なる動作パターンが確認されました。通常の植物の世話であれば、葉の状態を確認したり、土の湿り具合をチェックしたりする動作が見られるはずですが、この入居者の動作は鉢の特定の部分のみに集中しており、録画データの回収作業であることが明らかでした。
管理会社との連携による事情聴取
これらの決定的な証拠映像をもとに、管理会社と連携して当該入居者に対する事情聴取を実施しました。映像証拠を提示された結果、最初は否認していましたが、最終的に盗撮行為を認めることになりました。
この時点で当事務所の調査は完了となり、発見された盗撮器と証拠映像を依頼者にお渡ししました。その後の対応については管理会社と依頼者にお任せすることとなりました。
その後の経緯について
当事務所による調査は、盗撮器の発見と証拠映像の収集、そして加害者の特定をもって完了となりました。調査結果については依頼者と管理会社にお渡しし、その後の対応についてはお任せすることとなりました。
ただし、調査完了から数週間後、依頼者の方から事件のその後について連絡をいただく機会がありました。以下の内容は、あくまで依頼者から断片的に伺った話であり、当事務所が直接関与や確認をしたものではないことをご理解ください。
依頼者からお聞きした事後の状況
依頼者のお話によりますと、当事務所の調査結果を受けて、管理会社は該当する入居者を退去処分としたと伺いました。また、発見された盗撮器については警察に提出し、被害届も提出されたとのことでした。
加害者の動機については、金銭的な見返りと引き換えに行っていたという話も伺いましたが、詳細については警察の捜査に関わることでもあり、依頼者もそれ以上は詳しくお聞きになっていないとのことでした。そうした背景があったということは聞いていますが、当事務所としては詳細を確認する立場にはありません。
管理会社の対応については、今回の件を重く受け止めて何らかの再発防止策を検討されていると伺っていますが、具体的にどのような対策なのかについては、依頼者もまだ詳しい説明を受けていないとのことで、詳細は不明です。
このように、調査完了後の経緯については、当事務所としては依頼者から断片的にお聞きする程度にとどまっており、事件の最終的な解決状況や全体像については把握しかねるのが実情です。
当事務所による調査結果のまとめ
調査で確認できた事実
当事務所が直接確認した調査結果として、女性専用シェアハウスという一見安全に思える環境でも、内部の人間による盗撮のリスクが存在することが明らかになりました。洗面所の鏡裏やリビングの観葉植物内部といった、日常生活では気づきにくい場所への巧妙な設置により、継続的な盗撮が行われていました。
また、Wi-Fi対応のリアルタイム送信型と録画式の両方が使い分けられていたことから、計画的で組織的な犯行であったことも確認できました。ネット上への動画投稿という被害の深刻さを考えると、このような事例は同様の住環境にお住まいの方にとって重要な参考事例となるでしょう。
当事務所の業務範囲と対応について
当事務所では、盗撮・盗聴器発見調査において、専門機器を使用した調査から証拠収集までを専門としています。調査完了後は、必要に応じて適切な専門機関のご案内も行っており、法的な対応について相談可能な機関や、心理的なサポートを提供する相談窓口などの情報提供も可能です。
ただし、当事務所の役割は調査と証拠収集までであり、その後の法的手続きや加害者の処罰、被害回復等については、それぞれ専門の機関が担当することとなります。調査結果をもとに、依頼者の方が適切な対応を取れるよう、必要な情報提供とサポートを心がけています。
身近な生活空間での盗撮被害は決して他人事ではありません。ネット上に投稿された動画を発見した場合や、「何となく見られている気がする」といった違和感を覚えた場合には、一人で悩まず、早期に専門機関へご相談いただくことをお勧めします。
※プライバシー保護の観点から、依頼者の属性(年齢・性別・職業・住所)や依頼内容につき、一部変更を加えています。
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