向かいの店の店長が嫌がらせ犯だった【嫌がらせ調査事例】

依頼内容

依頼者は、横浜市中区で飲食店を経営する50代の男性です。彼の店舗では、スタッフを含め複数の従業員が車で通勤しており、店裏の月極駐車場を利用していました。ところが数か月前から、駐車中の車に傷が付けられる事件が相次ぐようになったのです。

最初は「子どものいたずらかもしれない」と軽く考えていた依頼者でしたが、次第に台数・頻度ともに増加。修理費がかさむだけでなく、スタッフ間で犯人を疑う空気が流れ、職場の雰囲気も悪化。営業にも支障をきたしかねない状況となり、「誰が・なぜこんなことをしているのか」を突き止めるため、当探偵事務所にご相談いただきました。

調査のポイントと準備

現場となる駐車場は、人通りの少ない建物裏手に位置し、向かいには以前から親しくしていた小売店がありました。事情を知った小売店の店長は「店内から見張ってあげましょう」と協力を申し出てくれましたが、実際には手がかりのない状態が続いていました。

狙われる車は日によって異なるものの、いずれも依頼者の店舗スタッフの車両であること、犯行時刻に一貫性がなく、曜日もバラバラであることから、計画的な犯行とは言いがたく、内部犯かどうかも判断が難しい状況でした。

調査開始と証拠収集

私たちは、夜間には暗闇でも人影を確認できる特殊な赤外線カメラを駐車場内の複数箇所に設置。また、日中や午前中には調査員が交代で現場に張り込みを行い、あらゆる時間帯での犯行に対応できるよう万全の体制を整えました。

調査開始から4日目、深夜の映像に不審人物の姿が映りました。さらに張り込みを行っていた調査員が、実際に車へ接近し傷を付けている瞬間を目撃。人物の顔と行動をはっきりと確認できる映像の撮影に成功しました。

衝撃の事実と解決

犯行を行っていたのは、なんと協力を申し出ていた向かいの小売店の店長本人でした。調査員が撮影した決定的証拠を携え、依頼者と共に小売店を訪問。問い詰めると店長は「夜間の騒音や光漏れが原因で不眠になり、腹が立っていた」と語り、依頼者の店が深夜営業をしていることによる生活への支障を訴えました。

双方にとって納得のいく形で問題を解決するため、店長には今回の嫌がらせ行為を認めさせたうえで、今後一切手を出さない旨の誓約書を書いてもらいました。また、依頼者側も店舗の照明や音響を見直し、周辺環境への配慮を行うことを約束。これまでに発生した車両修理費については、小売店側が全額負担することで合意に至りました。

最後に

一見、親しい関係者による協力が善意のように思えても、実はトラブルの原因がそこに潜んでいることもあります。今回のように、証拠がなければ到底気づけなかった事実が浮かび上がるケースも少なくありません。

当探偵事務所では、目に見えない嫌がらせや内部トラブルに対しても、証拠に基づく冷静な対応で問題の核心に迫ります。職場での不審な出来事や繰り返される被害にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

※プライバシー保護の観点から、依頼者の属性(年齢・性別・職業・住所)や依頼内容につき、一部変更を加えています。

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