最近、探偵事務所のサイトを見ていると、「1日○万円で調査します」といった表記をしているところがあります。数字だけを見ると、つい「そんなもんなんだ」と思ってしまう方も多いかもしれません。でも、探偵として20年以上調査現場に立ってきた立場から言わせてもらうと、こういった表現には注意が必要です。

まず前提として、探偵の料金というのは調査の種類によってまったく違います。浮気調査や素行調査なら「調査員1名あたりの単価 × 人数 × 時間」で計算されるのが基本ですし、人探しなら「着手金+成功報酬」、盗聴器発見調査なら「部屋数」や「面積」に応じた定額という場合が多い。つまり、「1日○万円」と一括りに言えるような世界ではないんです。

それでも、たとえば浮気調査で「1日7万円」と書かれていたら、安いのか高いのか、よくわからないというのが正直なところだと思います。でも、相場を知っていればそれがいかに非現実的な数字かわかります。たとえば、単価7,000円で調査員2名が1日(仮に24時間)調査した場合、7,000円×2名×24時間=33万6,000円になります。それが「7万円でできますよ」と書いてあるとしたら、単純計算で26万円以上の差が出るわけです。はっきり言って、それはありえません。

なぜそんなことが言えるのかというと、その「1日○万円」の“1日”という表現にカラクリがあるからです。たとえば、浮気調査で「朝7時に対象者が家を出て、深夜0時に帰宅する」というような日であれば、依頼者としては朝から夜まで調査してくれると思うでしょう。ところが実際は、「うちの“1日”は5時間です」「調査時間は必要と判断した範囲だけです」と言われ、勝手に時間を絞られてしまうこともあるんです。

しかも、そういう“時間制限ありの1日”でも、しっかり「7万円」の費用は請求される。さらには、調査員の人数も書かれていないことが多い。たった1名が数時間だけ動いて、それで「1日7万円」なんて請求される可能性もあるわけです。

こうした探偵社のサイトでは、「まずは無料見積もり」といった文言もよく見かけます。ですが、実際に連絡して事務所に出向いてみたら、「それは仮見積もりです」「この条件だと追加費用がかかります」と言われて、どんどん高額な契約を組まされてしまった――そんな相談が消費者センターにもたくさん寄せられています。

浮気調査というのは、対象者の行動パターン、住環境、移動手段によって、調査時間も必要な人数も変わります。出入り口が複数ある建物であれば複数人の配置が必要ですし、車やバイクで移動する対象者には追尾専門の車両調査員が必要です。だから、事前にしっかり話を聞き、必要な調査体制を組むことが本来あるべき姿です。

それなのに「1日○万円」という一律の価格表示をしているということは、何かをごまかしていると考えるのが自然です。中には、調査員1名あたりの単価が相場より高いことを隠すために、1日単位での表示にしているケースもあります。これだと、大げさに言えば、「実質1時間だけ」「実質1名だけ」なんてケースも起こり得るわけです。

だから私は、最初から料金を曖昧にせず、どのくらいの時間と人員が必要かをきちんと説明した上で見積もりを提示しています。無駄な調査をしない、無理な契約もさせない。それが信頼関係を築く第一歩だと思っています

もし「見積もりと大きく金額が違ったら帰ります」と事前に伝えても嫌な顔をせず、きちんと対応してくれる探偵事務所でなければ、安心して依頼できるはずがありません。そういうところを見極めてください。

あなたのことを、自分のことのように考える探偵事務所。

アルリボン調査事務所

神奈川県横浜市中区長者町2-5-18-501
TEL: 045-306-8269
URL: https://illreborn.com/
E-mail: info@illreborn.com
探偵業届出番号:第45140055号

※探偵の1日料金の相場や注意点をもっと詳しく知りたい方は、
実際に「1日だけ浮気調査を依頼した場合、どれくらいの料金がかかるのか?」というテーマで解説したこちらの記事も参考にしてみてください。
探偵に浮気調査を1日だけ依頼した場合の料金は?